【英語がみるみる聞こえる】オーバーラッピングの効果とやり方をTOEICリスニング満点が徹底解説

悩む人

TOEICのリスニングができない…
オーバーラッピングって聞いたことがあるけど、実際どうなの?

こんな悩みを解決していきます。

この記事でわかること

  • オーバーラッピングとは
  • オーバーラッピングの効果
  • オーバーラッピングのやり方
  • オーバーラッピングをやるときの注意点
まーたく

ちなみにこの記事を書いている私はTOEIC950点を2回連続で取った経験があります。リスニングはそれぞれ490点と満点でした!

結論から言うとリスニングができない。特に英語の音が聞き取れないのが原因でリスニングができない人は、オーバーラッピングをやるべきです。なぜならオーバーラッピングをすることで、英語の音を正確に聞き取れるようになるからです。

そこでこの記事では、リスニング対策用のオーバーラッピングのやり方を紹介していきます。

目次

オーバーラッピングとは?

オーバーラッピングとは、台本を読みながら流れる音声と一緒に英語を読み上げる勉強法です。

悩む人

シャドーイングも似たようなもんじゃない?

このように思いがちですが、オーバーラッピングとシャドーイングは全く別物です。

シャドーイングとは、台本を見ずに聞こえた音をあとから追いかけるイメージで、聞いた音声に若干遅れて音の再現をしていく勉強法です。そしてシャドーイングの目的は、すでに英語を聞き取れる人がリスニング力に磨きをかけることがメインです。

それに対してオーバーラッピングは、まだ英語を聞き取れない人が英語の音が聞き取れるようになるための勉強法なのです。

英語の音を聞き取れるようになれば、あとは単語の意味を思い出すだけで「リスニングができる」状態になるので、オーバーラッピングはリスニング対策にピッタリなんです。

まーたく

リスニングが苦手な人にシャドーイングをおすすめする人がいますが、順番が違うのでは…と個人的にいつも思っています。

【偉大すぎる】オーバーラッピングの効果3つ

オーバーラッピングの効果を一言で表すなら、英語の音を正しく聞き取れるようになる。これに尽きます。

実は、リスニングには2段階のステップがあるのをご存知でしょうか?

その2ステップとは、音を認識する→意味を理解するの2ステップです。

まーたく

どっちかができないと、リスニングは成り立ちません。

リスニングが苦手な人は、第一段階の音が聞き取れないというパターンが多いです。そして音を聞き取れないという弱点を克服できるのが、オーバーラッピングなのです。

一言で「英語の音を正しく聞き取れるようになる」と言っても、詳しく分析すると下記のように分類できます。

  • 英単語の正しい発音が分かる
  • 英語の音の変化に慣れることができる
  • 英語のリズム、抑揚に慣れることができる

それでは1つずつ紹介していきますね。

1. 英単語の正しい発音が分かる

台本を見ながら、音声と一緒に読み上げると、英単語の正しい発音が分かるようになります。なぜなら一緒に発音することで、「今なんか違う発音だったな」と気づけるからです。

vary: 〜を変える という単語の正しい発音が分かりますか?

こちらが正しい発音です。


Created By ondoku3.com

知らなかった人も多いのではないでしょうか。

今まで覚えてきた単語にも、例のようにスペルと発音が一致しない単語は山ほどあるはずです。

オーバーラッピングをしていると自分の発音とは明らかに違ってきこえて、自分が知らなかった正しい発音に気づけるのがオーバーラッピングの効果の1つです。

2. 英語の音の変化に慣れることができる

お手本と一緒に英語を読むことで、英語の音の変化に耳が慣れてくるのもオーバーラッピングの効果です。

英語は隣り合う単語の音次第で、実際の発音が全く変わることがめちゃくちゃよくあります。

具体的にどう変化するかというと、下記の3パターンに分けられます。

3つの音声変化

  • リンキング(音がつながる)
  • リダクション(発音されなくなる)
  • フラッピング(”t”の音がラ行とダ行の間みたいな音に変わる)

それぞれを簡単に紹介します。

リンキング

音と音がつながる音声変化のこと。

【例】

  • My name is…→マイネーミズ
  • Thank you.→センキュー
  • keep up→キーパップ

リダクション

音が脱落したり、限りなく弱く発音される音声変化のこと。

【例】

  • Good bye→グッバイ
  • Let me… →レッミー 
  • gas station→ガ(ス)ステーション

フラッピング

語中の “t” が、ラ行とダ行の間のように発音される音声変化のこと。

【例】

  • water→ウォーラー
  • get it→ゲリッ
  • shut up.→シャダップ
分かった人

横並びになる単語によっては、音が変わるんだ!

オーバーラッピングを繰り返しているとこのような音声変化についての知識が増え、しかも耳が慣れてくるので正確に英語を聞き取れるようになります。

ちなみに音声変化についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あまり知らなかった人はぜひ読んでみてください!

3. 英語の抑揚、リズムに慣れることができる

英語は文章全体を通してリズムが変わります。というのも、強く読まれる部分はゆっくりめ、弱く読まれる部分は早口になったりするからです。この英語独特なリズムに慣れていないと、「この部分早口すぎて聞き取れない!」となってしまいます。

ですがオーバーラッピングをすることで英語の抑揚が身体に染みつき、リズムの変化にも対応できるようになります。

まーたく

実際に声に出すことで、強く読まれる部分、弱く読まれる部分が強烈にインプットされるんです。

いろいろな文章でオーバーラッピングをすることで弱く読まれがちな単語や要素を多く知ることができ、結果として英語を正しく聞き取れるようになるのです。

効果を実感するために今オーバーラッピングしてみましょう。

実際にオーバーラッピングをして、今まで紹介した3つの効果が感じられることを実感してみましょう。

Not all countries allow free speech in the media.

この文章がどう読まれるか想像してみてください。

まーたく

「ナットォールカントゥリーズ〜」みたいな感じかな?くらいで大丈夫です。

それでは実際、音声と一緒に読み上げてみましょう。

どうでしょうか?

  • 想像とは違う発音の単語
  • 単語がつながって、音が変わっている部分
  • 早口になって聞こえにくい部分

などがあることに気づいたのではないでしょうか。

まーたく

Not allは、「ナロール」みたいに発音されていますし、allowはcountriesとくっついて「カントゥリーザラウ」のように発音されていますね。

オーバーラッピングの効果はまさにこれなんです。台本を見て「こんな感じだろうな」と予想したうえで一緒に読むことで、下記のような音に敏感になるのです。

  • 単語の正しい発音
  • 音の変化(単語がつながったりする)
  • 英語のリズム感
  • 文章全体の抑揚

オーバーラッピングを練習する段階でこういった音を聞き取れるようになると、台本がなくても音を正確に聞き取れるようになります。

【真似すれば間違いない】オーバーラッピングのやり方5ステップ

それでは次に、リスニング対策に特化したオーバーラッピングの正しいやり方を紹介します。

具体的には下記のステップで進めていきます。

  1. 聞き取れない部分がどこかを明らかにする
  2. 台本を一通り読んで、自分だけで音読する
  3. 台本を見ながらお手本と一緒に発音する
  4. お手本と違う発音をした場所、ズレてしまう部分の原因を分析・対策する
  5. ぴったり重なるまで繰り返しオーバーラッピングする

それでは1つずつ解説していきますね。

ステップごとに実践できるように例題も紹介しますので、実際にやりながら読んでみてくださいね。

ステップ1. 聞き取れない部分がどこかを明らかにする

まずはお手本を聞いて、どこが聞き取れないのかを明らかにしましょう。なぜなら、聞き取れない部分をあいまいにしたままオーバーラッピングをするのは効率が悪いからです。

このステップでは以下のような部分がないかを探していきましょう。

  • 意味が全然分からない部分
  • 大体の意味は分かるけど、細かく聞き取れない部分
  • ○○って聞こえたけど、本当に合っているか自信がない部分
まーたく

少しでも聞き取れなかったり自信がなければ、すぐにオーバーラッピング対象にしましょう。

実践用音声

ステップ2. 台本を見て自分だけで音読する。

次に、聞き取れなかった部分の台本を見て、自分が正しいと思う発音で音読しましょう。

自分だけで音読することで、下記のようなことが明らかになります

  • 自分が正しいと思っている発音
  • 発音があいまいな単語
  • 自分なりのリズム、抑揚

これらを認識しておくことで、お手本と一緒に読み上げた時に実際の音声とのギャップ。つまり、聞き取れない部分を聞き取れない原因の分析が簡単になります。

さっきの音声の台本

What’s at the top of our agenda this morning?(今朝の会議の重要な議題は何ですか?)

ステップ3. 台本を見ながらお手本と一緒に発音する

音読が終わったら、台本を見ながらお手本と一緒に発音していきましょう。

この段階では、無理にピッタリ合わせようとしなくてもOKです。なぜならここで大事なのは、自分なりの発音とお手本の違いに気づくことだからです。

まーたく

ピッタリ重ねる練習はこの後のステップでやりますので、この段階では自分なりに読んで、自分とお手本とのを意識しましょう。

後のステップのために、ズレていると感じる部分にはどんどんチェックをつけていきましょう。

実践用音声と台本

What’s at the top of our agenda this morning?(今朝の会議の重要な議題は何ですか?)

ステップ4. お手本とズレてしまう部分の原因を分析・対策する

さっきのステップで、自分なりの発音とお手本がズレる部分をチェックしたので、このステップではズレる原因を探り、正しい発音を勉強していきます。

お手本とズレる大きな原因は以下の3つです。

  • 単語の発音が違う
  • 音の変化ができていない or 間違っている
  • 抑揚がなく、リズムが一定の発音になっている

まずは上の3つを参考にして、どうしてお手本と自分の声がズレたのかをハッキリさせましょう。

そしてズレた原因が分かったら、次はお手本を注意深く聞いて正しい英語の発音を勉強していきます。

具体的には下記のようなことを勉強していきましょう。

  • 単語の正しい発音
  • 正しい音の変化
  • 強く/弱く読まれる部分と、それに伴うリズム

この3つを勉強することで、今まで聞き取れなかった音が聞き取れるようになります。

まーたく

「ナロール」って何?っていう状態だったのが、「あぁ、not at allね」という状態になるようなイメージです。

原因分析・対策用の音声と台本

What’s at the top of our agenda this morning?(今朝の会議の重要な議題は何ですか?)

ステップ5. ぴったり重なるまで繰り返しオーバーラッピングする

正しく音を聞き取れるようになったら、あとはお手本とぴったり重なるまで、繰り返しオーバーラッピングをしましょう。

ぴったり重なるまでオーバーラッピングをする理由は、ぴったり重なるまで繰り返すことで前のステップで学んだ以下の3つが身体に染みつくからです。

  • 単語の正しい発音
  • 正しい音の変化
  • 強く/弱く読まれる部分と、それに伴うリズム

これらが身体に染みつくくらいオーバーラッピングをすることで、無意識レベルで英語の音を正確に聞き取れるようになってきます。

実践用の音声と台本

What’s at the top of our agenda this morning?(今朝の会議の重要な議題は何ですか?)

オーバーラッピングをやるときの注意3つ

オーバーラッピングはしっかりとした方法で取り組めばリスニング力向上に役立ちますが、間違えた方法でやってしまうと効果は半減します。

そこでこの章では、オーバーラッピングをやるときの注意点について説明していきます。

具体的には以下の3つです。

  • 必ず声に出して読む
  • いきなりお手本と一緒に読まない
  • 100%正しい台本が用意されている教材以外は使わない

それでは1つずつ説明していきますね。

1. 必ず声に出して読む

オーバーラッピングをするときは、必ず声に出すようにしましょう。なぜなら声に出さないと、「なるほど」「知らなかった」だけで終わってしまうから

お手本を聞きながら台本を目で追っているだけではその時だけは聞き取れますが、時間が経つと結局は聞き取れなくなってしまいます。しかし実際に声に出して読むことで、正しい発音が脳に強烈に記憶されるのです

まーたく

脳の特徴的に、インプット式の勉強よりもアウトプット式の勉強の方が記憶に残りやすいという特性が明らかになっています。

限られた勉強時間を効率的に活かすために、必ず声に出して読んで、オーバーラッピングの効果を上げていきましょう!

2. いきなりお手本と一緒に読まない

必ず自分なりの発音で音読してからオーバーラッピングをするようにしましょう。なぜなら、いきなりお手本と一緒に読んでしまうと「そういうものなんだ」という印象だけで終わってしまうからです。

自分なりに発音を予想して、その予想が裏切られたときに強烈な印象が残り、忘れない記憶になるものです。

まーたく

予想→答え合わせのサイクルを回すことで、正しい発音の知識をどんどん増やしていけます。

なので、必ず自分なりの発音で音読してからオーバーラッピングをするように心がけてみてください。

3. 100%正しい台本が用意されている教材以外は使わない

これはリスニング教材全般に言えることなのですが、100%正しい台本が用意されている教材は使わないようにしましょう。

まーたく

特にYouTubeなどを使ってオーバーラッピングをしようと思っている方は要注意です。

自動で字幕が生成されているようなサービスはオーバーラッピングに適していません。なぜなら、必ずしも正しい字幕がついているとは限らず、最悪の場合間違った覚え方をしてしまうからです。

その点、信頼できるのは書籍です。本は出版社によってしっかりと校正されているため、信頼性が担保されています。なので、オーバーラッピングをするときは本を使って取り組むことをおすすめします。

ちなみにTOEICのリスニング学習におすすめな本は以下の2冊です。

公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編

こちらは、TOEICを開発しているETSという機関が出版しているリスニングの問題集になります。

Partごとの解くコツや練習問題、さらには模試が掲載されています。いろいろなパターンの英文を聞くことができて、その分オーバーラッピングできる文章も多いのでおすすめです。

TOEICの問題を作っているところが出版している問題集なので、本番と同じ品質の問題に取り組めるのもうれしいポイントです。

TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング2

こちらは、500問もの練習問題が掲載されている問題集です。TOEIC本番と同じく100問1セットで、それが5回分収録されています。

500問もあるので思う存分オーバーラッピングできますし、普段のリスニング学習にも使えるコスパ最高の問題集になっています。

この参考書は音声をダウンロードできて、再生速度を変えながら再生できるのもおすすめポイントの1つです。

まーたく

再生速度を遅めにすれば、どなたでも安心してオーバーラッピングなどに取り組めるのがいいですね。

まとめ:英語の音を聞き取れない人はオーバーラッピングをやろう!

今回は、TOEICリスニング対策に特化したオーバーラッピングのやり方を紹介してきました。

本記事のおさらい

  • オーバーラッピングとは、台本を見ながらお手本と一緒に音読する勉強法
  • オーバーラッピングの効果
    • 英単語の正しい発音が分かる
    • 英語の音の変化に慣れることができる
    • 英語の抑揚、リズムに慣れることができる
  • オーバーラッピングのやり方
    • 聞き取れない部分を把握する
    • 台本を見て自分だけで音読する
    • 台本を見ながらお手本と一緒に音読する
    • お手本とズレる部分の原因を分析・対策する
    • ピッタリ重なるまでオーバーラッピングを繰り返す
  • オーバーラッピングをやるときの注意点
    • 必ず声に出して読む
    • いきなりお手本と一緒に読まない
    • 100%正しい台本が用意されている教材を使う。

オーバーラッピングは英語の音を聞き取れるようになるために最適の勉強法で、正しいステップで取り組めばリスニング力がグッと上げられます

リスニング対策=シャドーイングと思っている方も多いと思いますが、そもそも英語の音を聞き取れないよって人は、今回紹介したオーバーラッピングに取り組んでみてくださいね。

英語の音さえ聞き取れるようになれば、リスニングはできたも同然です。

そしてリスニングで点数を稼げるようになれば、TOEIC800点オーバーもグッと近づくので、ぜひオーバーラッピングからリスニング対策をはじめてみてくださいね!

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次