TOEICのリスニングを勉強したいけど、どの参考書がおすすめ?
いっぱいあって選びきれない…
このようにお悩みの方へ、以下について解説していきます。
本記事の内容
- TOEICリスニング参考書の選び方
- 現状のスコアに合わせたおすすめ参考書
- おすすめ参考書を効率的に使う方法
この記事を書いている私は、TOEIC950点を2回連続で取った経験があります。リスニング点数は1回目が490点で、2回目が満点でした。
リスニングの参考書は多すぎてどれがいいのか迷ってしまいますよね。初心者なのにいきなりレベルの高い参考書を選んでしまうと、理解できずに挫折してしまうこともあります。
そこで今回は、参考書の選び方を踏まえたうえで、TOEIC800点を取るためにおすすめなリスニングの参考書をレベル別に分けて紹介していきます。
どの参考書を使えばいいか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
TOEICリスニング参考書の選び方
おすすめ書籍を紹介する前に、まずはTOEICリスニングの参考書の選び方について解説していきます!
TOEICリスニングの参考書の選び方
- レベルにあった本を選ぶ
- 音声をダウンロードできるものを選ぶ
- 解説が丁寧なものを選ぶ
1つずつ紹介していきますね。
①レベルにあった参考書を選ぶ
まず、自分のレベルにあった参考書を選ぶのが大切です。
- 最初は読みやすい入門編
- 基礎が分かってきたら各パートに特化した参考書
- 苦手なパートが減ってきたら本番形式で問題を解ける模試
といったように、自分のレベルにあった参考書を選びましょう。簡単すぎて買ってお金をムダにしたり、難しすぎて挫折してしまわないために、自分のレベルに合ったものを選ぶのが参考書選びのコツです。
- リスニングの基礎づくり
- 各パート特化の対策
- 模試で全体の仕上げ
それぞれの段階で必要な参考書は変わってくるので、自分に必要な参考書を選びましょう。
②音声をダウンロードできるものを選ぶ
大体のリスニング教材には音声が付属していますが、その中でも音声をダウンロードできるものを選びましょう。
CDで聞くタイプだと、CDを再生できる機器が必要になってしまいます。それにCDだと勉強する場所が限られてしまい、英語を聞き取る時間が確保しづらくなってしまいます。
リスニングの上達速度は、実際に英語を聴いた時間に大きく左右されます。なので音声をダウンロードできて、いつでもどこでもリスニングできるような参考書がおすすめなのです。
スマホに音声をダウンロード出来れば、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間でもリスニングの勉強ができます!
③解説が丁寧なものを選ぶ
参考書を選ぶときは、解説が丁寧かどうかもチェックしましょう。
丁寧な解説がついていれば、聞き取れなかったり間違えて聞き取ってしまった問題について、間違えた原因や対策を把握できます。
○○なので答えはAですのような雑な解説は、復習のために何の役にも立ちませんよね。
ちなみに、あるとベストな解説は次の通りです。
- 本文の台本
- 本文の和訳
- 問題ごとのポイント
- 聞き取りにくい・間違えやすい音の解説
参考書を選ぶときには、これらの点がしっかり掲載されているかどうかをチェックしましょう。
【これからリスニング対策をする人におすすめ】TOEICリスニングの基礎を学ぶ参考書
リスニングのスコアが200点未満、もしくは200点前後で、これから本格的にTOEICリスニングの対策を始めようとしている人向けの本を以下のように厳選しました。それぞれ詳しく解説していきます。
- フォニックス英語リスニング
- 世界一わかりやすい TOEICテストの授業
- TOEICテストリスニングプラチナ講義
①フォニックス英語リスニング
「フォニックス」とは発音のルールのことで、発音する時だけではなくリスニングの時に役立つ概念です。
本書はフォニックスを学ぶことで発音の基礎を学び、1つ1つの音、単語、さらには文章までもハッキリと聞き取れるようになることを目標とした本です。
この参考書で学べること
- 英語の発音の基礎
- 単語がつながって読まれるときの発音
- 英語独特のリズム
英語の発音について基礎中の基礎から丁寧に説明されているので、初心者の方でも安心して勉強できます。
解説が丁寧な分ページ数が多くなっていますが、とにかく分かりやすいので重要な知識をスムーズに理解できるようになっています。
②世界一わかりやすい TOEICテストの授業
スタサプTOEICでも講師をしている超有名講師の関正生さんによるTOEICリスニングの参考書です。
この参考書で学べること
- Part1~4の特徴、攻略法
- スコアに直結するポイント
- TOEICリスニングのコツ
この本ではTOEICリスニング全体の問題形式や攻略法、さらに注意すべきポイントまで解説されています。さらに実際のテストで狙われやすい単語や表現も解説してくれているので、本当に効果があるリスニング対策ができます。
TOEICは問題の解き方を知っているだけでも格段に解きやすくなるので、リスニング問題全般の解き方を紹介してくれるこの本はとても役に立ちます。
③TOEIC(R) テスト リスニング プラチナ講義
本書は「英語の発音の基礎を学ぶ→頻出語句・表現を学ぶ→文法に慣れる」という3ステップになっており、リスニングに必要な知識を段階を追って学べるようになっています。
この参考書で学べること
- Part1~Part4の出題傾向
- TOEICリスニングの頻出語句・表現
- リスニングの時の文法に慣れる方法
- 問題を解くときのポイント
この参考書は発音の基礎やよく出る語彙や表現、さらには文法に慣れる方法まで学べるので、「これさえあればTOEICリスニングの入門はOK!」と言えるような内容になっています。
これ1冊でTOEICリスニングの基礎を丸ごと勉強できるので、たくさん参考書を買ったはいいけど、どれも中途半端になってしまうような人にとってはピッタリです!
【リスニング300点未満の人におすすめ】TOEICリスニングの苦手パートをつぶすための参考書
リスニングの基礎とTOEICリスニングの問題形式や解き方を知っている人は、自分の苦手なパートに特化した参考書を使って勉強しましょう。
それぞれのPartに特化したおすすめの参考書を次の3つに厳選しました。1つずつ紹介していきますね。
- TOEIC(R)L&Rテスト究極のゼミPart2&1
- TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4
- TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング
①TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミPart2&1
本書はPart1、Part2で間違えやすい問題がたくさん収録されている問題集です。
ただの問題集ではなく、出題パターンのポイントも解説してくれるほかに模試も収録されているので、効率よくPart1,2の対策ができるようになっています。
Part1,2は読まれる英文が短いので、「対策をしなくても大丈夫」と思ってしまいがちですが、ややこしい問題や「それが正解なの?」という難しい問題が徐々に増えてきていますので、そういった問題への対策は必須です。
Part1,2は800点以上を目指すなら絶対に全問正解したいパートなので、どんな問題が出ても解けるようにこの本で対策しておきましょう。
②TOEIC(R) L&R テスト 究極のゼミ Part3 &4
本書はPart3, 4でのあらゆるパターンの問題がたくさん収録されている問題集です。
問題がパターンごとに分けられているので、自分の苦手なパターンを把握し、特化した対策ができるようになっています。
さらに、次のように実際のリスニングで役に立つ情報がたくさん紹介されています。
- 聞き取るべきポイント
- ヒントになる表現
- よくある話の展開
Part3と4はリスニングで特に難しいパートです。この本では自分の苦手なパターンの問題を把握し対策できるので、なんとなく苦手なだと感じている方におすすめです。
【リスニング400点以上を目指す人におすすめ】TOEICリスニングへの対応力を高める参考書
リスニング400点以上を目指している人は、問題演習の回数を重ねてリスニングに慣れていくのが有効です。
リスニングパートだけで400点を取れる実力をつけられる問題集を次の3つに厳選しました。1つずつ紹介していきます。
- 極めろ! リスニング解答力 TOEIC® L&R TEST
- 公式問題集
- 精選模試
①極めろ! リスニング解答力 TOEIC® L&R TEST
本書は700ページもあるので、大量かつ効率的に問題演習できる問題集となっています。
また問題数が多いだけではなく、各パートの攻略法や重要表現、誤答と正答のパターンもしっかりまとめられているので、量と質どちらにおいても満足できる内容になっています。
さらに、ディクテーション(音声を聞いて書き取る練習)もできるようになっているので、本質的なリスニング力に磨きをかけられます。
スタサプの講師をしている関先生による丁寧な解説もついているので、どんな人でもポイントを理解し、スコアアップできるようになっています。
②公式問題集
本書は、TOEICの公式が作った問題が模試形式で収録されている問題集です。
この問題集はTOEIC公式が出版しているので、下記の点において信頼性が抜群です。
- 問題の質、難易度
- 使用される単語、表現
- ナレーターの音声
さらに、リスニングパートの一部をスマホなどにダウンロードできるようになっているので、スキマ時間で音声を繰り返し聞くこともできます。音声を繰り返し聞くことで公式ナレーターの音声に耳が慣れるので、本番でも落ち着いてリスニングに取り組めるようになります。
リスニングもちろんTOEIC全般の対策に使えるので、TOEIC対策をしている人は最低1冊は持っておきたい問題集となっています。
③TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング
この本にはリスニングの模試がなんと5回分、問題数にして500問も収録されています。
問題数が多いだけではなく、TOEIC満点の講師が厳選した問題が掲載されているので、質もしっかりと担保されています。
また、全ての問題において正解の導き方を丁寧に解説してくれているので、自分に足りない部分を把握し、復習に役立てることもできます。
500問+丁寧な解説付きで約2000円とコスパ抜群なので、徹底的にリスニング対策をしたい人には手放しでおすすめできます。
おすすめの参考書を活用した勉強法3つ
参考書って少しやっただけで満足しがちですが、それでは時間とお金のムダです。参考書を買ったからには、書かれていることを実際に活用したり、最後まで問題を解ききらないと意味がありません。
そこで、参考書を効果的に活用するための3つの方法を紹介します。
- 使う目的を明確にする
- 学んだことを必ず実行する
- 問題を解くことだけに使わない
1つずつ紹介していきますね。
①使う目的を明確にする
まずは何のためにその参考書を使うのかを明確にしましょう。
なぜなら使う目的をハッキリさせておくことで、自分にとって必要な情報やスキルを効率よく身につけられるからです。
例えば、「英語がつながって発音されるときに聞き取れるようになりたいからこの本を使う。」とハッキリさせておけば、音声変化や英語のリズムについての情報に自然と目が行くようになります。
ですから参考書や問題集を使うときは、次のようにして使う目的をハッキリさせるようにしましょう。
参考書を使う目的の例
- 英語の発音の基礎を学んで、本質的なリスニング力をつけるため
- 苦手なPart3の練習問題をたくさん解いて、問題への対応力をつけるため
- 模試を解いて、本番のリスニングで集中力を切らさないで解けるようになるため
このように、参考書を使う目的をハッキリさせて使うようにしましょう!
②学んだことを必ず実行する
当たり前と思われるかもしれませんが、学んだことを必ず実行するのも大切です。
書いてある内容を読んで納得するのもいいのですが、実際に学んだことを活用しなければその内容が定着しないので、時間のムダになってしまいます。
「Part3はこのタイミングで選択肢を先に読んでおきましょう。」という文章を読むだけで終わるよりも、実際にその方法を試した方が絶対にタメになりますよね。
参考書を選ぶときはめちゃめちゃ吟味してるのに、その割に効果が出ない…
なんて経験をしてきた人は、読むだけで満足している可能性があるので、参考書で学んだ内容を必ず実行するようにしましょう。
③読んだり問題を解くことだけに使わない
最後に、参考書を使うときは読んだり問題を解くことだけに使わないで、復習にも役立てましょう。
1回問題を解いたからといって、リスニング力は上がりません。リスニング力を上げるためには、自分が聞き取れない音を把握し、聞き取れるようになるために繰り返し聞き取るのがもっとも重要です。
なので、参考書の中で聞き取れない単語や文章があった場合はマーキングしておいて、その部分の音声を何度も何度も聞き直すようにしましょう。
お手本と一緒に音読したり、読まれた英語を書きとってみたりして、参考書をとことん使い倒しましょう。
絶対に点数を上げたいのならTOEICコーチングを利用するのも1つの手
ここまでTOEICリスニング対策におすすめの参考書を紹介してきました。
しかし、
- 教材を買っても勉強できる気がしない
- 教材を買ってもいつも最後まで続かない
- 自分1人でTOEIC対策をできる自信がない
と不安に思っている方は、TOEICコーチングサービスを利用するのも一つの手です。
TOEICコーチング式スクールはこんなサービス
- あなたの弱点を分析し、専用の学習プランを作ってくれる
- 学習の進捗に応じて、学習プランを調整してくれる
- TOEIC学習を進める上での悩みや疑問に答えてくれる
- TOEIC学習の心の支えをしてくれる
正直、TOEICの勉強法や対策法は本やネットでいくらでも勉強できますよね。
でも、それなのにスコアが上がらなくて困っているのは「自分の場合は何を、どれだけ、何を使って勉強すべきか」が分からないからではないでしょうか。
逆にそれさえ正確に把握できて、勉強を継続できればTOEICのスコアを伸ばすのは難しくありません。
その点TOEICコーチングでは、学習プラン設計から教材選び、そして疑問の解決やTOEIC学習の継続まですべて徹底的にサポートしてくれるので、確実にスコアアップできる仕組みが出来上がっているのです。
TOEICでハイスコアを取るのは、自分の人生を変えるための手段であって、最終目標ではありませんよね。つまり少しでも早く現状を変えたいのなら、TOEIC学習に何年もかけている暇はないはずです。
TOEIC対策の参考書選びをミスって、「時間をかけたのにスコアが上がらなかった」と後悔したくない人は、コーチングを受けて短期間で確実にスコアアップを目指すのも1つの手です。
まとめ:自分のレベルにあった参考書でTOEICリスニングへの対応力を高めよう
この記事では、TOEICリスニング対策におすすめの参考書を紹介してきました。
この記事のおさらい
- TOEICリスニング参考書の選び方
- ①レベルにあった参考書を選ぶ
- ②音声をダウンロードできるものを選ぶ
- ③解説が丁寧なものを選ぶ
- 【これからリスニング対策をする人におすすめ】TOEICリスニングの基礎を学ぶ参考書
- ①フォニックス英語リスニング
- ②世界一わかりやすい TOEICテストの授業
- ③TOEIC(R) テスト リスニング プラチナ講義
- 【リスニング300点未満の人におすすめ】TOEICリスニングの苦手パートをつぶすための参考書
- ①TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミPart2&1
- ②TOEIC(R) L&R テスト 究極のゼミ Part3 &4
- 【リスニング400点以上を目指す人におすすめ】TOEICリスニングへの対応力を高める参考書
- ①極めろ! リスニング解答力 TOEIC® L&R TEST
- ②公式問題集
- ③TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング
- おすすめの参考書を活用した勉強法3つ
- ①使う目的を明確にする
- ②学んだことを必ず実行する
- ③読んだり問題を解くことだけに使わない
- 絶対に点数を上げたいのならTOEICコーチングを利用するのも1つの手
TOEICのリスニングを効率的に対策するには、本で発音についての知識を学んでから問題を解き、苦手な部分の復習を徹底的にやることが大切です。
参考書は買えば点数が上がるものではなく、あくまでも点数アップのサポート的な存在なので、TOEICリスニングの正しい勉強法も学びつつ勉強していきましょう!
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