付箋を使って効率的に単語帳を使うにはどうしたらいいのかな?
単語帳を付箋だらけにしない方法はあるのかな?
このようにお悩みの方へ、以下について解説していきます。
この記事でわかること
- 英単語帳と付箋をセットで使うメリット
- 効果的に単語を勉強できる単語帳と付箋の使い方
- 単語帳と付箋で効率良く勉強するコツ
この記事を書いた人
結論を言うと、単語帳を使って英単語を勉強するときは付箋を使うのがおすすめです。
ですが、正しい使い方をしないと効果的に覚えられないですし、付箋だらけになってしまうと意味がありません。なぜなら付箋だらけになると、覚えていない単語を目立たせるという付箋の役割を果たせなくなるから。
そこで本記事では、付箋を活用した単語帳の効果的な使い方を紹介していきます。
英単語帳と付箋をセットで使うメリット
英単語帳の効果を最大限に発揮するためには、付箋とセットでを使うのがおすすめです。
この章では、単語帳と付箋をセットで使う下記3つのメリットを紹介していきます。
- 覚えていない単語を探す手間がなくなる
- 覚えている単語を何度も繰り返してしまう時間を省ける
- 単語の覚え方を工夫するきっかけになる
それでは1つずつ詳しく紹介していきますね。
①覚えていない単語を探す手間がなくなる
付箋を貼ると、覚えていない英単語を探す手間がなくなります。なぜなら、分からない単語があるページがひと目で分かるようになるからです。
まっさらな単語帳と、ところどころに付箋が貼ってある単語帳。どっちが早く目当てのページを探せるでしょうか。
もちろん付箋が貼ってある方が早く開けそうですよね。
このように、単語帳を開く前からどのページを勉強すべきかがハッキリしているので、ページをペラペラとめくる時間を省けるのです。
②覚えている単語を何度も繰り返してしまう時間を省ける
付箋を使うと、もう覚えている単語をムダに繰り返し勉強してしまうのを防げます。分からない単語だけに付箋がついているので当然ですよね。
このページ勉強したけど、全部覚えてる単語だったわ。時間ムダにした…
1回でもこんな経験をした人も多いのではないでしょうか。
あのガッカリ感と、ムダにしてしまう時間をなくすために、付箋が役に立ちます。
③単語の覚え方を工夫するきっかけになる
付箋がいつまでも貼ってあるということは、その単語を覚えるのにめちゃめちゃ苦労しているということですよね。
ですので、いつまでたっても付箋が貼ってある英単語があれば、勉強方法を工夫するきっかけになります。
何回も勉強してるけど覚えれないってことは、単純な暗記だけでは覚えられない単語かも…
この単語を実際に使って英作文とかしてみようかな。
このようにずっと付箋が貼ってある単語の覚え方を工夫することで、さらに効率的に単語勉強を進められます。
ちなみに英単語の効率的な覚え方については【暗記が苦手でも大丈夫】TOEIC英単語の効率的な覚え方で解説していますので、なかなか単語を覚えられない人はぜひチェックしてみてくださいね。
【効率アップ!】付箋を使った単語帳の正しい使い方
この章では、付箋を活用した単語帳の正しい使い方と勉強の手順を紹介します。
具体的には下のようなステップを繰り返して勉強していきます。
- 分からない単語に付箋を貼っていく
- 付箋がついている単語を勉強する
- 付箋がついている単語を覚えられたかチェックする
- 1,2を繰り返して単語帳を1週する
- 単語帳全体を総復習。分からない単語があれば付箋を貼る
これから紹介する方法は、ある程度の区切りをつけてやっていきましょう。見開き10ページごと、100単語ごとみたいに区切りをつけてやるのがおすすめです
それではステップごとに解説していきますね。
ステップ1:分からない単語に付箋を貼っていく
まずはどの単語が分からないかをチェックしていきましょう。
3秒くらいで意味が思い浮かばなければ、付箋を貼って次の単語へ移ります。
とにかくわからない単語を洗い出していきましょう!
このステップでは、深く考えずサクサクと進めてくださいね。
ステップ2:付箋がついている単語を勉強する
分からない単語に付箋を付け終えたら、単語勉強をしていきます。
2、3日もしくは1週間くらいかけて勉強していきましょう。なぜ1週間かというと、学習内容が長期記憶に変換され始めるのが1週間後くらいだからです。
効率よく単語を覚えるためには、以下のように勉強する必要があります。
- イメージ・映像と結び付けて覚える
- 英作文して覚える
- 適切なタイミングで復習する
英単語を覚えるのが苦労な人は英単語の効率的な覚え方を意識して、単語学習の効率をアップさせましょう!
ステップ3:付箋がついている単語を覚えられたかチェックする
さて、付箋がついている単語の勉強が終わったら、覚えられたかをチェックしていきます。
付箋を付けてから1週間後くらいにこのステップをやりましょう。その日のうちや、次の日にやっても意味がありませんからね。
肝心のチェック方法は、単語の意味が3秒以内に分かったら付箋をどんどんはがしていくだけ。
今は覚えてるけど、あとで忘れそう。
付箋はがすのが不安なんですが…
思い切ってはがしてOKです。総復習する時に覚えてなかったらまた貼ればいいだけですからね。
ちなみに、まだ覚えていない英単語があった場合はその単語の下あたりに「正の字」を足していきましょう。
間違えるたびに1画ずつ足していって、間違えた回数を記録しましょう。間違えた回数が分かると、自分にとって覚えにくい単語がハッキリするので効率よく勉強できるようになります。
ステップ4:ステップ1,2を繰り返して単語帳を1周する
ステップ1、2をひたすら繰り返して、付箋をつけながら単語帳を1周するまで続けましょう。
ステップ3は付箋を付けてから1週間後くらいにやればいいので、その間は分からない単語チェックと勉強をひたすら繰り返しましょう。
ステップ5:単語帳全体を総復習。分からない単語にチェック&付箋を貼る
単語帳を1周し終えたら単語帳全体の総復習をしていきます。
復習する単語は下の2種類です。
- 付箋がついている単語
- 正の字が1つでもついている単語
なぜこの2種類なのかというと、この2種類を復習すれば、1回でも間違えた単語すべてを総復習することになるからです。
付箋がついている単語はまだ覚えていない単語。付箋がなくても正の字がある単語は、昔は覚えていなかったけど今は覚えているはずの単語ですからね。
復習をしていって、忘れている単語があればもう1回付箋と正の字を足していきましょう。
単語帳を1冊分復習し終わっても、まだ付箋がついている単語がいくつかあると思います。
そうしたら付箋がついている単語だけに絞って、ステップ2,3である、単語学習と復習を繰り返して、付箋がなくなるまで勉強していきましょう。
ちなみにTOEIC800点を取るには、今回紹介した方法+TOEICに適した単語帳を使うのが必須です。
TOEIC950点の私が厳選した単語帳を紹介している記事がありますので、効率的にTOEIC800点を取りたい方はぜひチェックしてみてください!
単語帳と付箋で効率良く単語勉強をするコツ3つ
この章では単語帳と付箋で効率よく単語勉強をするコツを紹介します。
具体的には次の3つです。
- 付箋の張り方を工夫する
- 色分けを意識しない
- 付箋を貼ってある状態が普通だと思わない
それでは1つずつ紹介していきますね。
①付箋の貼り方を工夫する
1つ目の方法は、付箋の張り方を工夫することです。
結論、わからない単語1つ1つに付箋を貼るのはやめましょう。なぜなら、単語帳が付箋だらけでごちゃごちゃになると意味がないからです。なので付箋を貼るときは、最低限の付箋だけを貼って分からない単語を目立たせましょう。
分からない単語をひと目で分かるようにするはずが、付箋が多すぎてごちゃごちゃしまっては本末転倒ですよね。
最低限の付箋で分からない単語を目立たせるには次の貼り方がおすすめです。
- 覚えていない単語が並んでいたら付箋をまとめて貼る
- 覚えていない単語がたくさんあるページは、1枚だけ縦向きに貼る
覚えていない単語が連続で並んでいる場合
覚えていない単語が並んでいたら、それらにまたがるように付箋を1枚斜めに貼りましょう。
並んでいる単語の両方に付箋をつけていると、見た目的にごちゃごちゃしてしまいます。なので覚えていない単語が並んでいたら、その単語両方にまたがるように付箋を貼るようにするのがおすすめです。
覚えていない単語がたくさんある場合
覚えていない単語だらけのページには付箋1枚だけを縦向きに貼りましょう。
具体的には、ページの1/3以上の単語がわからなかったらこの貼り方をするのがおすすめです。
1ページに何枚も付箋を貼ってしまうとごちゃごちゃになってしまいますので、この貼り方をおすすめします。
縦向きで貼ることで、「このページは全体的に覚えてないな」とパッと見で区別できますよ。
ちなみに、まとめて付箋を貼った場合は、覚えていない単語それぞれに正の字などの印をつけるようにしましょう。そうしないと、結局分からない単語がひと目で分からなくなってしまいますからね。
②色分けを意識しない
大体の付箋にはいろんな色がセットになっているので、色分けをしたいと思ってしまいますよね。
ですが結論、色分けは意識しなくてOKです。なぜなら次の3つがもったいないからです。
色分けをするともったいないこと
- どう色分けをするか考える時間
- 色分けのルールを思い出す時間
- 使わない色の付箋
付箋を貼る本来の意味は分類ではなく、わからない単語を目立たせるためです。
色分けは意識せず、わからない単語を目立たせることだけを意識して付箋を貼っていきましょう!
③付箋を貼ってある状態が普通だと思わない
3つ目はマインド的なことなのですが、単語に付箋が貼ってある状態が普通だと思わないようにしましょう。
よく付箋を貼って満足している人がいますが、それではいつまでたっても成長しません。なぜなら付箋を貼ってある状態は、言うなればただのスタート地点だからです。
付箋が貼ってある単語を減らしてこそ語彙力は成長していきます。
付箋を貼っていくと、付箋が貼っているのが当たり前という気持ちになってしまいますよね。ですが付箋を貼っている=緊急事態なので、勉強を繰り返しつつ定期的に見直しをして、常に付箋を減らす努力を積み重ねましょう!
まとめ:付箋を活用して、単語帳をフル活用しよう!
今回は付箋×単語帳で、単語学習の効率をグッと上げる方法についてご紹介してきました。
この記事のおさらい
- 英単語帳と付箋をセットで使うメリット
- ①覚えていない単語を探す手間がなくなる
- ②覚えている単語を何度も繰り返してしまう時間を省ける
- ③単語の覚え方を工夫するきっかけになる
- 【効率アップ!】付箋を使った単語帳の正しい使い方
- ステップ1:分からない単語に付箋を貼っていく
- ステップ2:付箋がついている単語を勉強する
- ステップ3:付箋がついている単語を覚えられたかチェックする
- ステップ4:ステップ1,2を繰り返して単語帳を1周する
- ステップ5:単語帳全体を総復習。分からない単語にチェック&付箋を貼る
- 単語帳と付箋で効率良く単語勉強をするコツ3つ
- ①付箋の貼り方を工夫する
- ②色分けを意識しない
- ③付箋を貼ってある状態が普通だと思わない
TOEIC800点以上を取るためには、まずは基礎である単語をしっかりと覚えていく必要があります。
とはいえ限られた時間の中で、やみくもに単語帳を進めても効果が薄いです。なので今回紹介したように、付箋とテクニックを活用してたくさんの英単語を効率的に覚えていきましょう!
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