TOEICが難しすぎる…
どうしてこんなにも解けないんだろう…
このようにお悩みの方へ、以下について解説していきます。
本記事の内容
- TOEICが難しすぎると感じる原因
- TOEICが難しすぎると感じている人が勉強すべきこと
- 「TOEICが難しすぎる」と感じている人におすすめの参考書
この記事を書いた人
TOEICに出てくる英語って普段の生活であまり聞かなかったりして、理解しづらいですよね。それなのに200問も解かないといけないので、難しすぎると感じるのも当然です。
そこで本記事では、TOEICが難しすぎると感じる理由と、TOEICをスムーズに解けるようになるために勉強すべきことなどを紹介していきます。
この記事に書かれていることを実行すれば平均点以上、さらにもっとハイスコアを取れるようになるので最後まで読んでみてください。
TOEICが難しすぎると感じる原因5つ
そもそも、なぜTOEICが難しすぎると感じるのでしょうか?
原因が分からないと対策しようがないので、まずは原因を把握しておきましょう。
具体的には次の5つです。
- TOEICでよく出る単語が分からない
- 基本的な文法が分からない
- 英語が聞き取れない
- TOEICの問題形式に慣れていない
- TOEIC本番の時間が短すぎる
1つずつ紹介していきますね。
原因①. TOEICでよく出る単語が分からない
TOEICが難しすぎると感じる大きな原因は、単語が分からないことです。
なぜなら文章は単語が集まってできているものなので、単語が分からない=文章の意味も把握できないからです。
試しに次の2つの文章を読んでみると、単語が分からないと難しく感じる現象を実感できます。
- Yesterday, I went to a wonderful party with my best friends.
- The repercussions of world events were seen on the stock market price.
1つめの文章は知っている単語だらけなので簡単に読めますよね。ですが、2つめの文章は全然意味が理解できないのではないでしょうか。
このように、単語の意味が分からないと文章の意味が理解できないのでTOEICが難しすぎると感じるのです。
原因②. 基本的な文法が分からない
基本的な文法が分からないことも、TOEIC全体が難しすぎると感じる原因になります。
なぜなら単語の意味が分かっても文法が分からなければ、正しく意味を理解できないから。
例
I prefer dogs to cats.
※prefer: 好き
prefer A to Bという比較表現がわからないと、犬と猫のどっちが好きなのかが分かりませんよね。
このように、たとえ単語の意味を知っていても文法が分からないと意味が理解できなくなってしまいます。
さらにTOEICでは、文法の知識がないと解けない穴埋め問題もたくさん出題されます。
このような理由で、文法の知識が不足しているとTOIECが「難しすぎる」と感じてしまうのです。
原因③. 英語が聞き取れない
リスニングができないのもTOIECが難しすぎると感じる原因の1つです。
TOEICではリスニング問題が100問もある上に、とってもスピーディーです。
本文を聞く→選択肢を読む→マークする→本文を聞く→…のテンポが速いんですよね。
なので英語が聞き取れないと「今なんて言った?」なんて考え込んでしまい、気が付くと次の問題に進んでいたりします。
このように、英語が聞き取れないと何を言っているのかが分からない上に、どんどんと次の問題に進んでいってしまうのでTOEICが「難しすぎる」と感じてしまうのです。
原因④. TOEICの問題形式に慣れていない
TOEICの問題形式に慣れていないのも、難しすぎると感じる原因です。
なぜならTOEICの問題に慣れていないと、どんな手順で問題を解けばいいのかが分からないからです。
- リスニングではいつ選択肢を読むのか
- 穴埋め問題はどんな順番で解けばいいのか
- 長文問題はどうやって解けばいいのか
などを知っておかないと、本番中に解き方を考えるハメになってしまいます。
本番で問題の解き方を探っていては、全然問題が解けないので時間が足りなくなります。
ですからTOEICの問題形式に慣れていないと、「TOEICが難しすぎる」と感じてしまうのです。
原因⑤. TOEIC本番の時間が短すぎる
実はTOEIC本番の時間が短すぎるのも、難しすぎると感じる原因の1つです。
TOEICのリスニングは問題が読まれてからマークするまでの時間が短いですし、リーディングパートは75分間で100問も問題を解かないといけません。
1問当たりなんと45秒ペース!
納得がいくまで考えているといつの間にか時間が経っていて、気付くと時間が全然足りなくなっていたりするんですよね。
そして時間が足りないことに気付いたタイミングで、急いで解こうとしても焦ってしまって余計に時間がかかってしまうことも…
時間をかければ解ける問題でも、問題数が大量でしかも制限時間内に解かなければいけないのが、TOIECが難しすぎると感じる原因の1つなのです。
「TOEICが難しすぎる」から脱出するための勉強法4つ
それでは、「TOEICが難しすぎる」と感じている人が、TOEICをスムーズに解けるようになるために勉強すべきことをご紹介していきます。
具体的には次の4つです。
- TOEIC頻出単語を覚える
- 基本的な文法を覚える
- リスニングの基礎を勉強する
- 練習問題を繰り返し解く
それでは1つずつ解説していきますね。
①TOEIC頻出単語を覚える
まず第1にTOEICによく出る単語を覚えましょう。
文章は単語が集まってできているものなので、単語の意味が分かれば文章の意味も分かるようになります。
例
The same threat is repeated in manifold forms to awaken the careless.
単語の意味が分からないと、何が書かれているかの見当もつきませんよね。
ですが次の文章のように、知っている単語が並んでいれば大体の意味を予想できるようになります。
It is important for him to study English every day.
だからこそ単語を勉強するのが大切なのです。
ちなみにTOEICでは、登場する単語がある程度パターン化されています。
片っ端から単語を覚えていくのは気が遠くなりますが、とりあえずはTOEICによく出る単語だけを勉強すれば、短期間でTOEICの問題を理解しやすくなります。
そう言われても単語を覚えること自体が苦手なんですが…
そんな方でも、効率よく単語を覚える方法を理解できればスムーズに単語を覚えられるようになりますので、覚え方を工夫して単語の勉強をしていきましょう。
②基本的な文法を覚える
基本的な文法を覚えるのも非常に重要です。
なぜなら文法のルールによって単語が変形したり、特殊な意味になったりするからです。
例
I should have started packing for this trip.
- 早いうちに旅行の準備をはじめるべきだ
- もっと早くからこの旅行の準備をはじめるべきだった。
※should + 過去完了形=~すべきだった という意味
このように、単語単体の意味を知っているだけでは文章を正確に理解できません。
なので文章を正確に理解するためには、しっかりと文法を学ぶ必要があるのです。
でも文法ってたくさんありすぎて、キリがないですよ…
そんな人のためにTOEICによく出る文法をまとめましたので、下記の文法を中心に勉強してみてください。
TOEICによく出る文法
- 英語の語順
- 5文型
- 品詞
- 否定文
- 疑問文
- 時制
- 動詞の活用
- 助動詞
- 能動態/受動態
- 接続詞
- 関係詞
- 前置詞
- 比較
どれも基本的な文法ですが、基本なだけに重要な文法なので必ず勉強してマスターしましょう!
ちなみに、文法は参考書を読んでいるだけではなかなか覚えられません。文法を効率よく覚えるためには、参考書で文法を学んだあとに実際に練習問題を解くのが大切です。
どうも文法が苦手だという人は文法を効率よく覚えるための学習ステップを参考にして、少ない労力で多くの文法を覚えていきましょう!
③リスニングの基礎を勉強する
リスニングもリーディングと同じく100問も出題されるので、リスニングの勉強も忘れずにやりましょう。
シャドーイングやディクテーションなど、リスニングの勉強法はいろいろありますが、まずはじめは音を聞き取れるようになりましょう。
英語の音さえ聞き取れるようになれば、格段にリスニングできるようになります。
そして、英語の音を聞き取れるようになるために勉強すべきことは次の2つです。
リスニング力アップのために勉強すべきこと
- 発音の基礎
- 音声変化について
発音の基礎が分かれば、日本語にはない発音も聞き取れるようになります。そして音声変化について学べば、単語同士がつながって読まれても、正確に聞き取れるようになります。
具体的な勉強方法については、TOEICのリスニングが聞き取れない時に読むべき記事で紹介していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
④TOEICの練習問題を繰り返し解く
英語力を身につけるほかに、実際にTOEICの練習問題を繰り返し解くのも重要です。
なぜならTOEICの練習問題を繰り返し解くことで、下記のPart1~7それぞれのパートへの対応力を鍛えられるからです。
Part1~7の問題内容
- Part1: 写真をみて正しい答えを選ぶ
- Part2: 会話の返答を選ぶ
- Part3: 会話を聞いて質問に答える
- Part4: アナウンスを聞いて質問に答える
- Part5: 短い文章の空欄を埋める
- Part6: 長い文章の空欄を埋める
- Part7: 1~3つの長文を読んで答える
各パートの解き方を徹底的に解説した記事を用意してあるので、苦手なパートの解き方をチェックしておきましょう!
TOEICが難しすぎると感じている人におすすめの参考書4つ
TOEICってどんな教材を使って勉強すべきかよくわかりませんよね。
そこで、TOEICが難しすぎると感じる人に最適な参考書を4つご紹介します。
具体的には下の4つです。
- キクタン TOEIC600
- 中学・高校英語をひとつひとつ分かりやすく。
- フォニックス英語リスニング
- 公式問題集
それでは1つずつ紹介していきますね。
①キクタン TOEIC600
この単語帳は見やすさが抜群な上に、TOEIC頻出単語がしっかりとおさえられています。
さらに、600点を目標にしている人向けの単語帳なので、重要な基礎単語が厳選・網羅されています。
しかも公式のアプリを使えば、音声も確認できるのでリスニング対策にも役立ちます!
文字だけで覚えるよりも、耳で繰り返し聞いた方が覚えやすいのでこの単語帳はおすすめです。
②中学・高校英語をひとつひとつ分かりやすく。
「もう一度わかりやすく」という名の通り、分かりにくい文法を誰にでも分かりやすいように解説するのがコンセプトの文法書です。
この参考書は複雑な文法は一旦置いておいて、基本的な文法をとにかくわかりやすく解説してくれるので、文法が苦手な人でもすらすらと文法を理解できるようになっています。
基礎文法だけを、イラストを使いながらわかりやすく丁寧に教えてくれます。
TOEIC対策に必須である中高レベルの英語力をサクッと勉強できるので、文法が苦手な人には絶対に手に取ってほしい参考書です。
③フォニックス英語リスニング
フォニックスとは、英語の発音のルールを記号化した「発音記号」と呼ばれるもの。
これは英語のリスニングができるようになる知識が詰め込まれている参考書です。
具体的には次のような知識を学べます。
- 英語の本来の発音方法
- 日本語にはない発音
- 単語がつながって読まれるときの発音
- 英語特有のリズム
この本で英語本来の正しい発音を学べば、カタカナに当てはめて発音を覚えるよりも正確にリスニングができるようになりますよ。
カタカナ発音で英語を覚えると、紛らわしい発音の単語を聞き間違えてしまいますからね。
なので、早いうちにこの本で正確なリスニング力を身につけるのがおすすめです。
④公式問題集
この公式問題集はTOEICテストを開発するETSという機関が制作している問題集です。
公式が出している本なので、下の3つ全部が本番と同じクオリティーになっており、TOEICの全般的な対策にぴったりです。
- リスニングのナレーター
- 問題の質・難易度
- 出てくる単語や文法
模試形式になっていてそれぞれのパートの解き方をマスターするのにも使えるので、TOEIC学習をしている人なら必ず1冊は持っておきたい問題集です。
難しすぎてどうしようもない人はTOEICコーチングの利用もおすすめ
ここまでTOEICが難しすぎると感じる人が勉強すべき内容などを紹介してきました。
しかし、
- 何もかも難しくて自分1人で全部勉強できる自信がない
- 何度も勉強してきたけど挫折している
- 自分1人では勉強を継続する自信がない
と感じている方は、TOEICコーチングサービスを利用するのも一つの手です。
正直、TOEICの勉強法や対策法はネットで調べればいくらでも調べられますよね。
それなのにTOEICが難しすぎると感じるのは、「自分の場合は何を、どうやって勉強すべきか」が分からなくて対策できないからではないでしょうか。
そこで役立つのがTOEICコーチングサービスです。
TOEICコーチング式スクールはこんなサービス
- 英語で分からないことをいつでも質問できる
- TOEIC学習を進める上での悩みや疑問に答えてくれる
- TOEIC学習の心の支えをしてくれる
- あなたの弱点を分析し、専用の学習プランを作ってくれる
- 学習の進捗に応じて、学習プランを調整してくれる
TOEICコーチングを利用すれば、自分が何を勉強すべきかをプロが教えてくれる上に、わからないことがあれば、すぐに質問して答えを教えてもらうことだって可能です。
勉強していて分からないことだらけでも、プロが代わりに調べて答えてくれますよ。
TOEIC対策をしている時間よりも、TOEICで点数を伸ばすための方法や対策について調べている時間の方が長いと感じている人は、コーチと一緒に勉強を進めて短期間でTOEICスコアを伸ばしませんか?
TOEIC950点の私が厳選したコーチングサービスを紹介している記事があるので、自分にピッタリのサービスを見つけてみてください!
まとめ:TOEICは難しいけど、しっかり対策をすればスコアは伸びる!
この記事では、TOEICが難しすぎると感じる原因や、スムーズに解けるようになるために勉強すべきことなどを紹介してきました。
この記事のおさらい
- TOEICが難しすぎると感じる原因5つ
- 原因①. TOEICでよく出る単語が分からない
- 原因②. 基本的な文法が分からない
- 原因③. 英語が聞き取れない
- 原因④. TOEICの問題形式に慣れていない
- 原因⑤. TOEIC本番の時間が短すぎる
- TOEICをスムーズに解けるようになるために勉強すべきこと4つ
- ①TOEIC頻出単語を覚える
- ②基本的な文法を覚える
- ③リスニングの基礎を勉強する
- ④TOEICの練習問題を繰り返し解く
- TOEICが難しすぎると感じている人におすすめの参考書4つ
- ①キクタン TOEIC600
- ②中学・高校英語をひとつひとつ分かりやすく。
- ③フォニックス英語リスニング
- ④公式問題集
慣れないうちのTOEICは難しい問題が多い上に、200個もの問題を解かないといけないので、難しすぎると感じてしまいます。
ですがしっかりと対策をすれば目標のハイスコアを取ることも夢ではありませんので、今回紹介した参考書を使って、勉強すべきことをしっかりと学んでいきましょう!
また、もしも少しでも早くTOEICのスコアを上げたいのであれば、TOEICコーチングを利用することも考えてみてくださいね。
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