TOEIC対策にはどの参考書がおすすめ?
これだけあれば大丈夫!みたいな参考書を知りたい。
このようにお悩みの方へ、以下について解説していきます。
本記事の内容
- できるだけ少ない参考書でTOEIC800点を取るために必要なポイント
- TOEIC800点を取るための超厳選された参考書5冊
- 800点獲得に向けてやるべき勉強方法
この記事を書いた人
TOEICの参考書ってたくさんありすぎて、どの参考書を使えばいいのか迷ってしまいますよね。
とりあえずいろいろ買えばいいのでしょうが、そもそも現実的には全部使いきれませんし、使わないものにお金をかけるのはもったいないですよね。
そこで今回は、本当に効果がある参考書の選び方を踏まえたうえで、TOEIC800点以上を取るために本当に必要な参考書を5冊に絞って紹介していきます。
結論から言ってしまうと、本当におすすめな参考書は次の5冊です。
本当におすすめな参考書
もう少し詳しく知りたい方は最後まで記事を読んでみてくださいね。
できるだけ少ない参考書でTOEIC800点を取るために必要なポイント3つ
まずそもそもですが、できれば必要最低限の参考書で目標スコアを取りたいですよね。
そのためには、本当に効果がある参考書を使うのが重要です。とはいえどうすれば本当に効果がある参考書を選べるのかが分かりませんよね。
そこでこの章では本当に効果があるTOEICの参考書を選ぶポイントをご紹介します。
具体的には次の3つです。それぞれ詳しく紹介していきますね。
- 本質的なことを学べる参考書を選ぶ
- 自分の弱点対策に特化した参考書を選ぶ
- 評価がいいものを選ぶ
①本質的なことを学べる参考書を選ぶ
まず、本質的な英語を学べる参考書を選ぶのが最も大事です。
テクニックだけが書かれている参考書を買っても、TOEICの出題傾向が変わってしまったら全く役に立たなくなり、その都度買い替えなければいけません。
ですが英語の本質を学べる参考書であれば、TOEICの出題傾向が変わっても変わらず使い続けられるので、買い替える必要がありません。
しかも英語の本質を学べれば、ある特定のPartだけではなくすべてのPartに対応できる英語が身につくので、効率的に対策できるのです。
ですから目先のスコアアップを追いかけて知識レベルが浅い本を買うよりも、英語の本質を学べるような参考書を選ぶのが大切なポイントです。
②自分の弱点対策に特化した参考書を選ぶ
自分の弱点対策に特化した参考書を選ぶのも大事なポイントです。
なぜなら得意なPartを勉強しても伸びしろがほとんどなく、大きなスコアアップにはつながらないからです。
弱点というのは、言い換えれば「伸びしろの宝庫」。勉強するのはつらいですが、対策すればするほどスコアアップするのが大きな特徴です。
ですから、自分の弱点にピンポイントで取り組める参考書を選ぶのが大事なのです。
③レビューが好評なものを選ぶ
実際に使った人のレビューが好評なものを選ぶのも、参考書選びにおいては役に立ちます。
参考書等に関してはサクラレビューが少なく、使用前と使用後のスコアが具体的に書かれているので、本当に効果がある参考書を選ぶ参考になります。
またおすすめの使い方も書かれていたりするので、購入後にどうやって勉強すると効果があるのかを知れるという面でもおすすめです。
ちなみにレビューをチェックするときは悪い評価もチェックして、その悪い評価を許容できるかという観点で判断するとハズレを引きずらいです!
TOEIC800点に必要な語彙をマスターできる『キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE800』
それではさっそく、800点を取るために絶対使うべき単語帳から紹介していきます。
キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE800 キクタンTOEICシリーズ
おすすめポイント
- 基礎&TOEIC頻出単語、さらに熟語も学べる
- 読むだけではなく、聞いて学べる単語帳
- レイアウトが見やすい
特徴
TOEIC800点レベルの816単語と304個の熟語を学べる単語帳です。
キクタンの1番の特徴は、読むだけではなく聞いて覚える単語帳だという点。
聞いて覚えるといっても普通の音声をただ聞くのではなく、独特なリズムにのせて発音される単語を聞くという他にはないタイプの単語帳です。
この独特なリズムと単語をリンクさせることで、効率的に単語を覚えられるような仕組みになっているのです。
もちろん音声なしでも収録されている単語の網羅性が素晴らしいので、どんな人にとっても有益な単語帳であることは間違いありません。
私が実際に使っている単語帳シリーズです。金フレよりもレイアウトが見やすく、ストレスなく学習できるのでおすすめです。
おすすめの単語帳をもう少し知りたい人は、現在のレベル別におすすめの単語帳を10冊紹介している記事もあるので、そちらもチェックしてみてください。
TOEIC800点の壁を超える文法力が身につく『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』
次に、TOEIC800点の壁を超えるために総合的な文法力が身につく問題集を紹介します。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
おすすめポイント
- TOEIC Part5の文法穴埋め問題を1049問も解ける
- 分かりやすい解説で、自分に足りない知識がすぐわかる
- 自分が覚えきれていない文法の洗い出しができる
特徴
1049問という圧倒的な数のTOEICの文法穴埋め問題、つまりPart5の問題を解ける問題集です。
1049個も問題があるので、TOEICによく出る文法問題を網羅的に学べるのが大きなポイント。
また問題数が多いだけではなく、すべての問題に丁寧な解説がついているので、自分に足りない知識や苦手な文法を発見するのにも役立ちます。
この問題集を何週もすれば文法問題はほぼ100%正解できるようになるので、文法問題で点数を稼げない人は絶対に持っておくべきです。
以前の私はなんとなくでPart5を解いて点数をムダにしていましたが、この本を使ったらPart5で9割は安定するようになったのでおすすめです!
問題集のほかにおすすめの文法書も知りたい人は、現在のレベル別におすすめの文法参考書を10冊紹介している記事もあるので、そちらもチェックしてみてください。
ラスボスPart7を徹底的に攻略できる『極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L&R TEST PART 7』
この章では、TOEIC受験者全員の強敵であるPart7への対応力を高められる参考書兼問題集を紹介します。
極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L&R TEST PART 7
おすすめポイント
- Part7だけで486問という膨大な問題数
- Part7でよく出るパターンとそれらを解くコツが網羅されている
- 解説の質と問題の量がどちらも素晴らしい
特徴
TOEICの最後の難関であるPart7の解き方をマスターできる参考書です。
パターンごとの解き方を学んだ上で、486問という膨大な数の問題を使って解き方を確実に定着させられるので、本番でどれだけ疲れていても問題なく解けるようになります。
しかも解説がとても丁寧で、正解の理由だけではなく不正解の理由も詳しく書かれているので、疑問を抱くことなくどんどん解き進められます。
かなり問題数が多いですが、本全体の構成が飽きさせないために工夫されている上に解説もテンポが良いので、ストレスなく取り組めるようになっています。
「長文を毎日5つずつ読んで練習問題を解く」のようにコツコツ進めていくことで、長文を読むのとPart7の問題を解くのに自然と慣れていくのでおすすめです。
リーディングの総合的な対策ができる参考書も知りたい人は、レベル別におすすめのリーディング参考書を10冊紹介している記事もあるので、そちらもチェックしてみてください。
リスニングで点数を稼げるようになる『極めろ! リスニング解答力 TOEIC® L&R TEST』
TOEICで800点を取るには、リスニングでできるだけ多くの点数を取るのが一番の近道です。
そこでこの章では、1冊で完結できるくらい有益なリスニングの参考書を紹介します。
極めろ! リスニング解答力 TOEIC® L&R TEST
おすすめポイント
- 約700ページという膨大な量のリスニング問題が解ける
- よく間違えるちょっと難しめの問題が厳選されている
- ひたすら問題を解くことで、リスニング問題への対応力がどんどん身につく
特徴
本書は大量、かつ効率的にリスニングの問題演習ができる問題集です。ボリュームはなんと約700ページもあります!
この問題集では、リスニングでハイスコアを取るために正解しなければいけない「ちょっと難しめの問題」が大量掲載されているので、「2択で悩んだ末に間違えた」というような問題を徹底的に練習できます。
また問題数が多いだけではなく、各パートの攻略法や重要表現、誤答と正答のパターンもしっかりまとめられているので、量と質どちらにおいても満足できるのも嬉しいポイント。
さらに、ディクテーション(音声を聞いて書き取る練習)もできるようになっているので、本質的なリスニング力に磨きをかけられます。
この問題集には圧倒的な数の問題があるので、リスニング自体に慣れつつ同時にTOEICの問題慣れをするという、効率的なリスニング対策ができるようになっています。
リスニングが弱いと感じている人は、現在のレベル別におすすめのリスニング参考書を8冊紹介している記事もあるので、そちらもチェックしてみてください。
TOEIC対策に絶対必須の模試『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』
最後にTOEIC対策をするなら必ず持っておくべき模試を紹介します。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
おすすめポイント
- 公式が作った模試で、本番レベルの問題を解ける
- 最新の出題形式に対応した問題を解ける
- 公式による丁寧な解説がついている
特徴
TOEIC対策をする上で絶対に必須になる、公式が出版している本番に最も近い模試です。ちなみに2回分の模試が収録されています。
公式が出している模試だからこそ、下記の点において信頼性が抜群です。
- 難易度
- 選択肢の意地悪さ
- 使われる語彙、文法
- 最新の出題傾向
TOEICでどんな問題が出るのかを知りたいという初心者の方から、本番にもっとも近い模試で予行練習をしておきたいという中・上級者まで、どんなレベルの人にでも役立つ問題集になっています。
また、ただの模試ではなく丁寧な解説もついています。
文法のルールをベースにわかりやすく説明してくれているので、自分が足りない知識を発見し、その苦手をつぶすためにもとても役立ちます。
TOEICの全体を網羅的に対策できるので、TOEICの対策をするなら必ず持っておきたい参考書です。
TOEIC800点取得に向けた学習のポイント3つ
最後に、必要最低限の参考書だけでTOEIC800点獲得に向けた学習のポイントを3つ紹介しておきます。
今回紹介した参考書は800点を取るために有益なものばかりですが、効率的な学習方法を知らなければ最大限の効果を発揮できません。
なので次の3つのポイントを押さえて学習を進めましょう。
- 必ず毎日勉強する
- 自分の苦手をしっかり把握して対策する
- インプットだけでなくアウトプットもする
1つずつ解説していきますね。
①必ず毎日勉強する
TOEIC800点を取りたいのであれば、毎日必ず勉強するようにしましょう。
というのも、毎日勉強することで次のようなメリットがあるからです。
毎日勉強するメリット
- 単語や文法の知識が確実に定着していく
- 英語自体に耐性が付く
- TOEICの問題を解くのに慣れる
特に単語と文法は毎日触れれば触れるほど、記憶に刷り込まれていきます。
また毎日英語に触れることで、日本語を読むくらいの感覚で英語を読めるようになってきます。
逆に1日でも英語に触れていないと、覚えかけていた単語でも「この単語何だっけ…」と振り出しに戻ってしまうので要注意。
少しでも早く確実にTOEIC800点を取るためには、ちょっとずつでも毎日必ず勉強するようにしましょう。
②自分の苦手をしっかり把握して対策する
TOEIC800点を取るためには、自分の苦手なことを把握してピンポイントで勉強するのが重要です。
苦手を把握するといっても次のような把握では不十分です。
不十分な弱点把握
- リスニングが苦手
- Part5の文法穴埋め問題が苦手
- 長文を読むのが苦手
何が苦手なのかは分かっていて当然。重要なのは、苦手な理由を把握することです。
理想的な弱点把握
- 単語がつながって読まれると聞き取れないから、リスニングが苦手
- 正しい品詞を判断する方法が分からないから、Part5が苦手
- 知らない単語が多いから、長文を読むのが苦手
このように苦手な理由を把握すれば、スコアアップするために勉強すべき内容がクリアになります。
そして明らかになった弱点をピンポイントで勉強することで、効率的にスコアアップできるのです。
なので800点を取りたい人は、自分の苦手をしっかり把握して対策することを意識して勉強に取り組みましょう。
③インプットだけでなくアウトプットもする
TOEICで800点を取るためには、インプット型の勉強ばかりではなくアウトプット型の勉強もしましょう。
なぜなら、知識を詰め込むよりも実際に使った方が圧倒的に学習効率がいいからです。
アウトプット型の勉強の例
- 実際に練習問題を解く
- 人に教えるようにして問題の解説をする
- 覚えられない単語を使って英作文をする
日中働いていて帰ってくると時間がないから、とりあえず参考書などをパラパラとめくって勉強した気になっていないでしょうか。
参考書を開くだけでも確かに偉いです。ですが、本当にスコアを上げたいのであれば、自分に厳しくしてでもアウトプット型の勉強をすべきです。
時間がないからこそアウトプット型の勉強をして、学んだ知識を定着させていきましょう。
少ない労力で800点を取りたい人はTOEICコーチングを利用するのもおすすめ
ここまでTOEIC対策で本当に必要な参考書を紹介してきました。
しかしTOEIC対策は参考書選びの先には、次のようにやることが盛りだくさんです。
参考書選びの先に待っていること
- 自分の弱点と、勉強すべき内容の洗い出し
- 自分の苦手を克服するための勉強方法の模索
- 現在のスコアと目標スコアなどを考慮した学習計画の作成
- 学習計画と実際の進捗を考慮し、学習計画を調整
- TOEIC学習における疑問点の解決
- モチベーションの管理
こうしてみるとTOEIC学習って実はやることが盛りだくさんです。
これらすべてをやっていると、実際に勉強している時間よりも、これからやるべきことを調べる時間の方が長くなってしまいがち…
できることなら勉強だけに集中できるのが理想ですよね。
そんな風に感じているのであれば、学習以外のことは全部プロに丸投げして、勉強だけに集中する環境を得られるTOEICコーチングの利用を検討するのも1つの手です。
TOEICコーチング式スクールはこんなサービス
- あなたの弱点を分析し、専用の学習プランを作ってくれる
- 学習の進捗に応じて、学習プランを調整してくれる
- TOEIC学習を進める上での悩みや疑問に答えてくれる
- TOEIC学習の心の支えをしてくれる
TOEIC対策をしていると、実際に勉強している時間よりも勉強に関する悩みについて調べ物をする時間の方が多くなりがち。
ですが当然のことながら、勉強にだけフル集中した方がその分すばやく確実にTOEICスコアは伸びていくものです。
そして勉強だけに集中するためには、勉強以外のことは誰かに代わりにやってもらう必要があります。
その点TOEICコーチングでは、学習プラン設計から疑問の解決、さらにはTOEIC学習のモチベの管理といった、勉強以外のことをすべてプロがやってくれるので、自分は勉強だけに集中できる環境を得られるのです。
本当に効果がある教材選びや学習計画作成など、スコアを上げるために必要な雑務全てをプロがやってくれるのがTOEICコーチングです。
これから先、とにかく勉強することだけに集中して、最低限の労力でTOEIC800点以上を取りたいと思っている方は、TOEICコーチングの利用も検討してみるのがおすすめです。
本当におすすめのTOEICコーチングを比較した記事もありますので、興味がある方はそちらをチェックしてみてくださいね。
まとめ:しっかりと選べば最低限の参考書でTOEIC800点は取れる!
この記事では、TOEICで800点を取るためにおすすめの参考書を5冊厳選して紹介してきました。
おすすめ参考書のおさらい
TOEICの参考書はなんとなくで選んでしまうと、何冊も買ったわりには役に立たなくて放置してしまいがちです。
ですが今回紹介した参考書は、TOEIC950点の私が実際に使ったものの中から厳選したものばかりなので、質が確かな優秀な参考書ぞろいです。
なので、今回紹介した参考書を使って、必要最低限の参考書でTOEIC800点以上を目指しましょう!
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