TOEICスコアを持っていても転職には意味ないの?
TOEICが転職で役に立たないって本当?
600点や700点台でも転職に役立つ?
この記事ではこのような疑問にお答えします
この記事でわかること
- TOEICは転職で有利になる根拠
- TOECのスコアがあると転職で有利になる理由3つ
- 転職を有利に進めるための目標スコア
- TOEICのスコアを上げるための勉強法
転職のために英語を勉強していると、「TOEICは転職において何の意味もないよ」という声を聞くことがあります。ですが逆に、TOEICのおかげで転職が有利になったという人もいて、何が本当かわかりませんよね。
そこで今回は、TOEICはまだまだ転職で有利だということ。そしてその根拠をお伝えしていきます。
この記事を書いた人
ちなみに私は、TOEICのスコアのおかげで基本定時退社・年間休日125日の会社に年収100万アップという条件で転職した経験があります。
本当にTOEICの勉強をする意味があるのかな?と疑問に思っている方は最後まで読んで、すっきりした気持ちでTOEIC学習に取り組みましょう!
「TOEICは転職に意味ない」は嘘!
まず結論ですが、「TOEICが転職において何の意味もない」という主張は嘘です。
なぜなら、そもそもの応募条件にTOEICスコアを設定している企業が多数あるからです。
募集条件にTOEICスコアを設定している求人
これらの例はほんの一部です。実際に転職サイトをのぞいてみると、TOEICのスコアを設定している求人がかなりあります。
実際、中途採用の場合は60%以上の割合でTOEICが英語力の判断材料として使われていることが、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の調査でも明らかになっています。
このように、TOEICを応募条件に設定している求人があったり、英語力の判断材料として使われている時点で、TOEICが転職において何の意味もないという主張は無理がありますよね。
実際問題、TOEICのスコアを持っていない人に比べて応募できる求人の数が圧倒的に多く、その分優良な求人にも応募できるようになるので、TOEICは転職において大きな意味があると言えます。
TOEICスコアが転職において意味がある理由3つ
TOEICのスコアを持っていると応募できる求人が増えるだけではなく、転職を有利に進められます。
その根拠として、大手転職サイトのdodaの調査により、TOEICのスコアを持っている人の方が持っていない人に比べて転職成功率が1.23倍高いことが分かっています。
また、en転職を運営しているエンワールドジャパンによるアンケートでも転職で英語力が有利に働いたと答える人がかなり多い結果に。
ではなぜ、TOEICスコアがあると転職で有利になるのでしょうか。
具体的には以下の3つの理由があります。
- 英語ができる人材の需要がまだまだあるから
- 英語力を客観的に証明できるから
- 今の業務×英語力で自分の希少価値が上がるから
それでは1つずつ解説していきますね。
理由①:英語ができる人材の需要がまだまだあるから
グローバル化と言われてずいぶん経ち、企業も世界を相手にしたビジネスをしなければ生き残っていけない時代に突入しています。
だからこそ、英語で自社の製品やサービスを海外にアピールしたり問い合わせ対応をできる人材が求められているのです。
実際に、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が企業や会社員向けに行ったアンケートでも、今後の社会人にとって重要なスキルのトップに英語が挙げられています。
つまり、TOEICで良い点数を取れるくらい英語ができる人は企業から必要とされているので、それだけ転職を有利に進められるのです。
理由②:英語力を客観的に証明できるから
英語ができる人が企業から必要とされていますが、英語力を証明するのってかなり難しいですよね。特に書類選考の段階では、資格などがないと英語力を証明できません。
そんなときにTOEICが役に立つのです。
冒頭でも紹介したとおり、中途採用の場合は60%以上の割合でTOEICが英語力の判断材料として使われています。
つまり書類選考の段階では「TOEICのスコアがない=英語ができない」と思われるくらい重要なものだということ。
逆にTOEICのスコアがあれば、それだけでも採用者の目に留まる人材になることができ、転職で有利になるのです。
理由③:自分の希少価値が上がるから
TOEICスコアを持っていることで、あなた自身の希少価値が上がるのもTOEICで転職が有利になる理由の1つです。
なぜなら今持っている知識と英語力をかけ合わせることで、競争相手と差別化が図れるから。
例えば下記のように、既存のスキルと英語をかけ合わせると一気にレアな人材になれるのです。
- 営業スキル×英語
- 会計スキル×英語
- マーケティングスキル×英語
- 設計スキル×英語
このように、よくあるスキルでも英語とかけ合わせることで一気に希少価値のあるスキルに変えられるのです。
そして、レアなスキルを持っている=いろいろな企業から求められるということなので、TOEICのスコアを持っていると転職で有利になるのです。
ズバリ!転職に意味を成すTOEICスコアの目安
TOEICを持っておけば転職で役に立つのは紛れもない事実ですが、何点でもいいというわけではありません。
では何点あれば有利になるのか。結論は800点以上です。
800点を取れば有利になると言い切る根拠は以下の2つです。
- 職種別受験者のTOEIC平均点
- 社会人のTOEICスコアの分布
まず、職種別受験者のTOEIC平均点を見てみると、次のことが分かります。
職種別受験者のTOEIC平均点からわかること
- 技術、製造を覗いてどの職種も平均600点以上
- 海外を担当する部署は平均点が700オーバー
つまり、600点は社会人として持っていて当然。そして英語を使って仕事をするのであれば、700点は持っておくべきだとわかります。
そして次は、2021年度のTOEICを受験した社会人のスコア分布を見てみます。
社会人のスコア分布からわかること
海外担当の職種の平均点であった700点以上の割合が41.1%。TOEICを受けている社会人の約半分が700点以上を持っているということなので、TOEIC700点に希少価値はほぼないという結果に。
ところが、795点以上を持っている人の割合は21.3%までガクッと減ります。
人数にすると5人中1人。これくらいになると、他の競争相手から頭1つ抜き出た状態になれますよね。
このようなデータから分かるように、TOEIC700点はもはや社会人として平均的。転職を有利に進めるためには、1ステップ上の800点は必要になると断言できるのです。
ですからTOEICを使って転職を有利に進めたい人は、800点取得を目標にして勉強していきましょう。
転職に役立てるためのTOEIC学習方法
この章では、転職において意味のあるTOEICスコアを取るための学習方法を紹介していきます。
具体的には以下の2つの方法があります。
- 独学で勉強する
- TOEICコーチングを利用して勉強する
①独学で勉強する
まずは独学から。
独学のメリット
- 自分のペースで勉強できる
- 人に質問できない分、自分で考える力がつく
- 自分に合った教材を選べる
- 最低限の費用で勉強できる
独学のデメリット
- モチベーションを保つのが難しい
- 分からないことを調べるのに時間がかかる
- 自分に合った教材選びに時間がかかる
- 勉強法が合っているか不安になる
独学の場合、参考書の費用だけで勉強できるのが一番のメリットです。その反面、完全に1人で勉強することになるので、色々と手間や時間がかかるのがデメリットだといえます。
時間と手間はかかりますが、正しく努力できれば必ず目標は達成できるのが独学ですね。
ただし、やみくもに勉強しても転職に役立つスコアを取るのはめちゃめちゃ難しいので、正しい方法で勉強するのが必要不可欠です。
具体的には次のような手順で勉強するのがもっとも効率的です。
独学でTOEICスコアを上げるための手順
- 自分の実力と弱点を把握する
- 適切な方法で自分の弱点をつぶしていく
- 定期的に模試を解いて弱点が減っているかを確認する
このサイクルをどんどん回すのがTOEICスコアを上げるコツです。
独学でTOEICスコアを上げるための手順については、『【保存版】初心者がTOEIC800点を取るためのロードマップ!勉強すべき順番から最短でスコアを伸ばすコツまで網羅的に解説』で徹底的に解説していますので、独学でTOEICスコアを上げたい方は必見です!
②TOEICコーチングを利用して勉強する
次にTOEICコーチングを利用して勉強する方法です。
TOEICのコーチングとはこんなサービス
- あなたの弱点を分析して、あなた専用の学習プランを作ってくれる
- 生活リズムやレベルを考慮して、最適な教材と勉強方法を教えてくれる
- あなたが疑問に思っていること、悩んでいることへのアドバイスをくれる
- 挫折しそうになった時に、心のサポートをしてくれる
コーチングのメリット
- 短期間でTOEICスコアを大幅に伸ばせる
- 分からないことをどんどん質問できる
- モチベーションをキープしてくれる
- あなたに合った勉強法を提案してくれる
スクールやコーチングのデメリット
- 独学に比べてコストがかかる
- TOEIC学習にフルコミットする覚悟が必要
コーチングを利用する場合、TOEIC対策にかかる時間や手間をカットできるのが一番のメリットです。ただし、プロのサポートを受ける分、独学よりも費用がかかる点に注意です。
TOEIC対策のための分析や計画作成など、全部をプロに丸投げできるのがスクールやコーチングです!
正直、TOEICの勉強法や対策法はネットで調べればいくらでも勉強できてしまいますよね。
とはいえ、いざ勉強を始めると「自分の場合は何を、どれだけ、どうやって勉強すべきか」が分からなくて、勉強する時間よりも悩んでいる時間の方が多くなりがち。
そうやって時間を浪費しているうちに、ライバルに良いポジションを取られてしまうことも…
ですがTOEICコーチングを利用すれば、プロのサポートのおかげで3ヶ月くらいの短期間で大幅にスコアアップでき、その分早く転職することだって可能になります。
TOEICでハイスコアを取って少しでも早く現状を変えたいと思っている方は、TOEICコーチングを利用して、最短でスコアアップを目指すのも選択肢の1つです。
ちなみに私のおすすめは「スタディサプリのTOEIC対策 パーソナルコーチプラン」です。
大体のコーチングサービスが3ヵ月で10万円オーバーのところ、TOEIC対策コンテンツ全て+プロのサポート付きで、3ヶ月約7万円と格安になのが一番のポイントです。
『【本音の体験談】スタディサプリTOEICパーソナルコーチプランのレビューと口コミと評判まとめ』でスタサプのTOEICコーチングサービスのレビューをしていますので、できるだけ安くコーチングを利用したい人は要チェックです!
また、スタサプのほかにもいろいろなサービスがありますので、興味がわいた人は『TOEIC対策はコーチングで決まり!おすすめスクール4選』の記事を参考に、自分にピッタリのサービスを探してみてくださいね。
まとめ:TOEICは転職の役に立つ!勉強して転職を有利に進めよう
この記事でお伝えした通り、転職においてTOEICは必ず役に立ちます。
本記事のおさらい
- 「TOEICは転職に意味ない」は嘘!
- TOEICスコアが転職において意味がある理由3つ
理由①:英語ができる人材の需要がまだまだあるから
理由②:英語力の客観的な指標になるから
理由③:自分の希少価値が上がるから - 転職を有利に進められるTOEICスコアの目安は800点!
- 転職に役立てるためのTOEIC学習方法
①独学で勉強する
②TOEICコーチングを利用して勉強する
TOEICは転職において確実に役立ちますが、ライバルも多いです。だからこそ800点以上という1ステップ上のスコアを取るのが重要になってきます。
ただし800点以上を取るためには、正しい方法や手順で勉強しなければいけませんので、やみくもに勉強しないように注意してくださいね。
このブログではTOEICで800点以上を取るための勉強方法や攻略法を解説しているので、参考にしながらTOEIC800点を目指してみてください!
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