【満点が直伝】TOEICリスニングで400点を取るための勉強法と対策を徹底解説

悩む人

TOEIC800点を超えるためにリスニング400点を越えたい。
どうやって勉強したらリスニングで400点取れるかな?
各Partに特化の対策法まで知りたいな。

このようにお悩みの方へ、以下について解説していきます。

本記事の内容

  • TOEICリスニング400点のレベル感
  • TOEICリスニング400点を取るために必要な知識
  • TOEICリスニングで400点以上を取るための学習ロードマップ
  • TOEICリスニング各Partの攻略法
  • TOEICリスニングで400点を取るために必要な教材

この記事を書いた人

TOEIC800点以上のようなハイスコアを取るためには、リスニングで400点以上は取っておきたいですよね。

とはいえ、400点を取るためにはどんな順番で何を勉強したらいいのかが分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで​本記事では、TOEICリスニングで400点を取るために必要な知識から具体的な対策ステップまでを徹底的に解説していきます。

まーたく

今回紹介する方法で私はリスニング満点を取れたので、しっかり取り組めば誰でも400点は取れるようになります。

なのでリスニングスコアを伸ばしたい方は必ず最後まで読んでくださいね。

目次

TOEICリスニング400点の正答率とレベル感

まずはじめに、リスニング400点を取るために必要な正答率とレベル感を確認しておきましょう。

TOEICリスニング400点の正答率

結論、TOEICリスニングで400点を取るためには約8割の正答率が必要です。

その根拠はTOEIC公式問題集に載っている情報によると、リスニング100問中76~80問正解すると330~420点になることが分かります。

正解数と点数の対照表

※TOEIC スコアレンジ換算表(公式問題集掲載)を参考に筆者作成。

スコアに幅があるのでピンポイントでは言いづらいですが、80問正解しておけば400点は手堅いと言えるでしょう。

まーたく

正答率8割、つまり20問間違えたとしてもリスニング400点は達成できるレベルだと覚えておきましょう!

TOEICリスニング400点のレベル感

まーたく

私自身の感覚にはなってしまいますが、リスニング400点のレベル感は以下の通りです。

TOEICリスニング400点のレベル感

  • パート1の正解率→9割くらい
  • パート2の正答率→8割くらい
  • パート3&4の正答率→7~8割くらい
  • 単語自体は9割聞き取れる
まーたく

内容は大体理解できますが、難しめの話題になると聞き取れなかったりします。

実際、20問は間違えてもOKなので全ての内容を聞き取れる必要はありません。

そう考えると、リスニング400点も不可能ではないと思えますよね!

【前提知識】リスニング400点レベルのリスニング力を身につけるために必要な知識4つ

具体的な勉強法を紹介する前に、400点レベルのリスニング力を身につけるために必要な知識をおさらいしておきましょう。

スコアを伸ばすために必要な知識を把握できれば、何をどうやって勉強したらいいのかが分かるようになります。

そこでこの章では、TOEICリスニング400点レベルのリスニング力を身につけるために必要な知識を紹介していきます。

リスニング力を400点レベルまで伸ばすためには次の4つの知識が必要です。

  • 発音の基礎について
  • 単語の意味と発音
  • 中高レベルの基礎的な文法
  • 英語の音声変化について

それでは1つずつ紹介していきますね。

①発音の基礎について

まず、400点レベルのリスニング力を身につけるためには発音の基礎について知っておく必要があります。

なぜなら発音の基礎を知っておくことで、英語の音を1つ1つ聞き取れるようになり、単語や文章を聞き取るときに役に立つからです。

英語には日本語には無い音がたくさんあります。

英語特有の音

  • thの音
  • LとRの音
  • 4種類の「ア」
    • [α]
    • [æ]
    • [э]
    • [Λ]

こういった英語の発音の基礎を学ぶことで英語を正確に聞き取れるようになり、結果としてリスニングのスコアが上がっていきます。

②単語の意味と発音

リスニング力を伸ばすためには英単語の意味と発音をセットで知っておく必要があります。

まーたく

例えば、「Themeがテーマという意味で、「スィーム」のように発音される。」この両方を知らないと、「スィーム」とだけ聞いても意味を理解できませんよね。

リスニングするときはまず音を聞き取って、その音を頼りに意味を把握していきます。

なので、いくら単語の意味が分かっていても単語の発音が分からないとリスニングはできないままで、もちろんスコアも上がりません。

③中高レベルの基礎的な文法

次に必要なのは中高レベルの基礎的な文法力です。

文法について全く知らなければ、たとえ文章を聞き取れたとしても正確に意味を理解できなくなります。

例えば、I prefer A to Bという文章を聞き取ったとします。

ですが、prefer A to B:BよりもAの方が好き という比較の文法を知らなければ、どっちがどっちか分からなくなってしまいますよね。

いくら単語だけを聞き取れても、文章としての意味を理解できなければ意味がありません。

まーたく

TOEICリスニングでは複雑な文法は使われません。基礎的な文法さえ押さえておけばOKです。

④英語の音声変化について

そして仕上げとして必要なのは、英語の音声変化についての知識です。

音声変化とは、英語をスムーズに話そうとするときに本来の音が変化する現象のこと。

代表例

  • let it go:レリゴー
  • good job: グッジョブ
  • not at all ナラロー

英単語それぞれ正しい発音はありますが、文章の中では必ずしも本来の発音通りに読まれるとは限りません。

むしろ本来の発音通りに読まれないことの方が多いくらいです。

ちなみに、音声変化には大きく分けて3つのパターンがあります。

3パターンの音声変化

  • 音声変化1: 連結・同化 (リンキング・リエゾン)
  • 音声変化2:変形(フラッピング)
  • 音声変化3:脱落(リダクション)

リンキング

音と音がつながる音声変化

【例】

  • My name is…→マイネーミズ
  • Thank you.→センキュー
  • keep up→キーパップ

リダクション

音が脱落したり、限りなく弱く発音される音声変化

【例】

  • Good bye→グッバイ
  • Let me… →レッミー 
  • Gas station→ギャス(ス)テイション

フラッピング

語中の “t” が、ラ行とダ行の間のように発音される音声変化

【例】

  • water→ウォーラー
  • get it→ゲリッ
  • Shut up.→シャダップ
まーたく

「リンキング」「リダクション」「フラッピング」ともに、ほぼすべての文章で起こる現象です。しっかり学んで、理解を深めておきましょう。

TOEICリスニングで400点以上を取るための学習手順

英語 リスニング 勉強 順番

リスニング400点レベルのリスニング力を身につけるために必要な知識が分かったところで、TOEICリスニングで400点以上を取るための学習手順を紹介していきます。

具体的な手順は次の通りです。

  1. 英語の発音の基礎を学ぶ
  2. TOEICによく出る単語の意味と発音を勉強する
  3. 基礎的な文法を勉強する
  4. 英語の音声変化について勉強する
  5. 公式問題集を解いて自分の弱点を洗い出し、分析する
  6. 弱点をつぶす

この順番で勉強すれば、スコアを上げるために必要な知識を、効率よく適切な順番で学べます。なので、効率的にリスニング対策をしたい方はぜひ参考にしてみてください。

まーたく

ちなみにパート特化の対策はこのステップの次に紹介します。

ステップ1. 英語の発音の基礎を学ぶ

まずは英語の発音の基礎を学びましょう。

TOEICリスニングのために学ぶべき発音は次の通りです。

学ぶべき発音

  • LとRの違い
  • BとVの違い
  • thの音
    • [θ]
    • [ð] 
  • 4種類の「ア」
    • [ʌ] 
    • [a] 
    • [æ] 
    • [ə]

どの発音もTOEICのリスニングスコアを伸ばすためには非常に重要です。なぜならこのような似た発音の単語を使ったひっかけ問題がかなり出題されるからです。

まーたく

リスニングのスコアを伸ばすためには発音の違いを学び、聞き分けられるようになる必要があります。

発音の基礎を学ぶためには、発音の方法を学んで自分で実際に発音して見るのが一番効果的です

たとえばLとRの発音を聞き取れるようになるには、次のように学んでいきます。

まずはLの発音から。

Lの発音方法

口を軽く開け、舌を上の歯の裏側、歯と歯茎の間くらいにくっつけて息を吹き出して発音する。

次はRの発音です。

Rの発音方法

  1. 舌の根本を喉の方に引っ込めると、自然と上の奥歯に舌の両端がちょっと触れる。
  2. その状態で舌の中央をくぼませるようにする。
    ※ちなみに舌先は若干上向きになるくらいで、口の中のどこにも触れていない状態。
  3. 舌がこの形になったら「う」と言うように息を吹き出して発音する。

そしてLとRの違いを学んだところで、紛らわしい単語を聞き分けていきます。

  • arriveとalive
  • wrongとlong
  • rightとlight
  • rowとlow
  • correctとcollect

このように、発音方法を学ぶ→実際に発音する→似ている発音を聞き分ける練習をする。というサイクルを回すのが、もっとも効果的に発音を学ぶ方法です。

リスニング対策のための発音を学ぶには、こちらの本が一番わかりやすくておすすめです。

発音する時の舌の位置のイラストがあったり、実際に発音されるときの特徴などが書かれているので、発音をはじめて勉強する人でもすんなりと理解できるようになっています。

聞き分けが苦手な方には無条件でおすすめできる本です。

ステップ2. TOEICによく出る単語の意味と発音を勉強する

発音の基礎を学びながら、TOEICによく出る単語の意味と発音から勉強していきます。

単語の意味と発音を勉強するには、単語帳を使った勉強法が有効です。

単語帳にはCDが付属したり指定のサイトやアプリから音声をダウンロードできるので、この音声を活用して単語の意味と発音を勉強していきます。

具体的なやり方

STEP
STEP
  1. すでに意味を覚えたページの音声を流しながら、上から順番に発音を聞いていく。
  2. 1ページ分音声を聞き終わったら、一旦音声を止めて今度は自分で音読する。
  3. お手本の音声といっしょに発音する。
  4. これを10ページ分ほどやり終えたら、音声だけを聞いて意味を思い浮かべられるかどうかをチェックする。
まーたく

ここまで徹底的に単語勉強をしている人はなかなかいないと思います。正直時間がかかって大変ですが、やればやるほど効果がでるのでおすすめです。

ステップ3. 基礎的な文法を勉強する

単語学習と並行して、中学・高校英語レベルの基礎的な文法を勉強していきましょう。

ちなみにリスニングする上で絶対に覚えておきたい文法は次の通りです。

リスニング対策で絶対に覚えるべき文法

  • 否定
    • 能動態
    • 受動態
  • 時勢
    • 現在/過去形
    • 現在/過去進行形
    • 現在/過去完了形
  • 疑問形
  • 比較
    • 比較
    • 最大
  • 仮定法
  • 助動詞
  • 関係代名詞
  • 使役

これらの文法はリスニングで絶対に出てくるので必ず勉強しておきましょう。

具体的な勉強方法は次の通りです。

  1. わかりやすい参考書を使って基本的な文法をすべて学びなおす
  2. 練習問題を解いて、自分が理解できていない文法をリストアップする
  3. リストアップされた弱点をつぶしていく
  4. 練習問題をすばやく解く練習をする。
悩む人

リスニング対策なのにこんなにがっつり文法勉強するんですか?

まーたく

そうです。リスニング中は「どういう意味だったかな?」なんて考えている暇はありません。聞き取った瞬間に意味を理解するためにも、文法の勉強をする必要があるんです。

文法の詳しい勉強法については、【TOEIC文法対策】勉強する順番と覚え方を徹底解説!おすすめ参考書も紹介を参考にしてくださいね。

ステップ4. 英語の音声変化について勉強する

単語の発音が分かってきたら、文法の勉強と平行して音声変化についての勉強を始めましょう。

いくら単語単体の発音が分かっても、実際の文章中では音がつながったりして読まれるので、音声変化については必ず学ぶ必要があります。

この記事の最初の方で紹介したように、英語の音声変化には大きく分けて次の3種類があります。

  • 音声変化1: 連結・同化 (リンキング・リエゾン)
  • 音声変化2:変形(フラッピング)
  • 音声変化3:脱落(リダクション)

音声変化を効率よく学ぶには、どこでどんな風に音声変化が起こるかを予想し、自分なりに発音してみる。そして発音した後にお手本を聞く方法が最も有効です。

まーたく

ただ答えを聞くのではなく、予想⇄答え合わせのサイクルを回すことで、頭に残る学習ができます。

音声変化と勉強法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、もっと知りたい方はぜひ読んでみてください。

ステップ5. 公式問題集を解いて自分の弱点を洗い出し、分析する

  • 単語の意味
  • 基礎文法
  • 音声変化

これら3つを学んだら、いよいよPart1〜Part4の練習問題を解いていきます。この時はTOEICの公式問題集を使ってTOEIC本番通りの条件で解きましょう。

TOEIC本番通りの条件

  • 100問をぶっ通しで解く
  • 途中で音声を止めない
  • 聞き直しをしない

本番と同じ条件で問題を解き終わったら、答え合わせをしていきます。

間違えてしまった問題があったら、その問題に関係する文章の台本を見ながらもう一度音声を聞き直しましょう。そして「どこを、どうして聞き取れなかったのか」「混ぜ間違えたのか」を徹底的に分析してください。

リスニングで間違えてしまう根本的な原因

  • 単語の発音が分からず、聞き取れなかった
  • 音声変化が起こっていて、聞き取れなかった
  • 発音は聞き取れたけど、単語の意味が分からなかった
  • 単語は聞き取れて意味も分かったけど、文章としての意味が分からなかった
  • 早口すぎて聞き取れなかった

リスニングで間違えてしまう場合は、必ずどれかの原因に当てはまります。分析をしていくと、あなたがリスニングで間違えてしまう原因の傾向が分かってきます。

原因と傾向が分かれば、対策すべき内容と勉強方法が明らかになりますので、面倒ですが徹底的に分析しましょう。

ステップ6. 弱点をつぶす

聞き取れなかった部分と原因、そして傾向が分かったら、あとは原因に適した方法で勉強していくだけです。

弱点別の解決策はこちら

まーたく

なんとなく勉強しても時間をムダにするだけです。原因に適した方法で徹底的に対策していきましょう!

TOEICリスニングで400点を取るために知っておきたい Part別の攻略法・コツ

先ほど紹介したロードマップに取り組めば、TOEICリスニングパートの英語をほぼ全て理解できるようになってきます。しかし、それだけでは思うように点数が取れないこともあります。なぜならTOEICの問題に慣れていないからです。

まーたく

英語自体は聴き取れているはずなのになぜか正解できない人は、各パート対策が不足していると言えます!

リスニング力をスコアに全て反映させるためには、各Partの解くコツも知っておく必要があります。

そこでこの章では、4つのPartの出題形式と基本の解き方、そして正答率を上げるためのコツを紹介していきます。

  • Part1:写真描写問題
  • Part2:応答問題
  • Part3:会話問題
  • Part4:説明文問題

それでは1つずつ解説していきますね。

Part1:写真描写問題

Part1をひとことで表すと、写真を見てその様子を表している選択肢を選ぶパートです。問題数は6問。

1枚の写真につき4つの短い選択肢が1度だけ放送されます。そしてその4つのうち、写真に写っているものを最も正確に描写している選択肢を1つ選ぶ問題になっています。

例題

例題引用元:TOEIC公式サイトサンプル問題
  • (A) They’re moving some furniture.
  • (B) They’re entering a meeting room.
  • (C) They’re sitting at a table.
  • (D) They’re cleaning the carpet.

解答:C

解き方のコツ

  • 写真の細かいところまで見る
  • 言い換え表現を見逃さない
  • 状態と動作を区別する
  • 似ている発音の単語に注意する

Part1はTOEICで800点以上を目標にしているのであれば、絶対に満点を取らなければいけないパートです。

とはいえひっかけ問題があったり、聞きなれない単語が使われたりするのも事実なので、しっかりと解き方のコツや対策を勉強しておきましょう。

Part1で1つでも間違えてしまう人は、『TOEIC Part1の攻略法と勉強方法を徹底解説【頻出単語も100個紹介】』を読んで必ず満点を取れるように対策しましょう!

Part2:応答問題

Part2は質問や発言を聞いて、それに対する応答として適切な発言をABCの3つの選択肢から選ぶ問題です。問題数は25問。

※問題用紙には選択肢すら書かれていません。

例題

Is there anything good on TV tonight?

  • (A) The news comes on in about an hour.
  • (B) Yes, the plant is on top of the television.
  • (C) Please find a different station.

解答:A

Part2の攻略法は以下の3つ。

Part2の攻略法

  • 最初の数語を必ず聞き取る
  • 暗示されている内容を予想する
  • 消去法で一番マシな選択肢を選ぶ

Part2は聞き取るのが難しいですし、せっかく聞き取れても選択肢選びで迷ってしまうことが多々あります。

そしてPart2は25問も出題されるので、800点以上を狙っているならできるだけミスしたくないパートです。

Part2に苦手意識を持っている人でも、『【苦手でもOK】TOEICPart2のコツと対策をリスニング満点が徹底解説』を読めば正答率をグッと上げられるので、400点を取りたい人は要チェックです。

Part3:会話問題

Part3をひとことで表すと、一連の会話を聞いたうえで、3つの設問に答えるパートです。会話は13個、問題数は39問。

まずは2人または3人の人物による会話が1度だけ読み上げられます。聞き終わったら問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの選択肢の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークします。

まずはじめに2人または3人による会話が読み上げられ、そしてその次にそれぞれ3つの設問の選択肢が読み上げられるので、それぞれの設問に答えるという形式です。

ちなみにPart1, 2とは違って、選択肢が問題用紙に書かれているのも特徴です。

例題

Mは男性、Wは女性の発言です。

W: Do you have the cell phone number of the plumber that came last week? This pipe is still leaking. 
M: Let me have a look at it. I think I can fix it myself. We don’t need to call that guy. He can’t do anything right. 
W: I’ll go look for the toolbox. It should be somewhere in the basement. Do you need anything else? 
M:A pair of vinyl gloves would help. Would you mind getting two? 

Q1. What does the woman want to know?

  • (A)How to repair the pipe
  • (B)How to get in touch with the plumber
  • (C)Where to find the toolbox
  • (D)Where to go next week

解答:B

Q2. When did the repair person come to their place?

  • (A)Two days ago
  • (B)A long time ago
  • (C)Last week
  • (D)Last month

解答:C

Q3. What will the man most likely do next?

  • (A)Do some DIY work
  • (B)Go buy a pair of gloves
  • (C)Call the plumber himself
  • (D)Buy some stocks

解答:A

Part3の攻略法は以下の3つです。

Part3の攻略法

  • 問題文を先読みする
  • シチュエーションを映像化する
  • 聞くときは聞くことだけに集中する

Part3での会話は一度しか読まれないので、内容をしっかりと理解・記憶するのが重要なパートになります。

とはいえ全部の内容を完璧に覚えておくのは無理なので、問題文を先に読んだりする工夫が必要になってきます。

先読みをフル活用してPart3を攻略する方法について解説した記事がありますので、Part3が苦手な方は必ずチェックしておきましょう。

Part4:説明文問題

Part4の問題形式は、Part3とほぼ同じです。

Part3と1つ違うのは、1人の人物による長文英語を聞くという点。まずはじめに長めの文章が読み上げられます。そしてその次にそれぞれ3つの設問の選択肢が読み上げられるので、それぞれの設問に答えるという形式です。

例題

Good morning ladies and gentlemen. This is your tour guide speaking. I hope you have enjoyed the cruise of the inner harbor today. We certainly had a nice day, especially compared to yesterday. The ship will be docking in approximately five minutes. Once we are docked, please collect all of your belongings and exit the ship. As a reminder, our group will be exiting to the right. Follow the north ramp all the way to the far end of the platform. Before heading to the farmer’s market we will gather under the ferry terminal Welcome Sign for a group photo.

問題引用元:ENGLISH CLUB

Q1. What should the passengers do before exiting the ship?

  • A) Welcome the visitors.
  • B) Check the time.
  • C) Collect their personal items.
  • D) Take a picture.

解答:C

Q2. What does the speaker imply?

  • A) The water was rough.
  • B) The weather was poor yesterday.
  • C) The tour went faster than usual.
  • D) There is only one way to exit.

解答:B

Q3. What will happen in five minutes?

  • A) The ship will arrive at the dock.
  • B) The passengers will go shopping.
  • C) The passengers will take photos of the ship.
  • D) The market will open.

解答:A

Part4の攻略法は以下の3つです。

Part4の攻略法

  • 問題文を先読みする
  • 話の展開を意識する
  • 聞くときは聞くことだけに集中する

Part4でも会話は一度しか読まれないので、内容をしっかりと理解・記憶するのが重要です。

Part3とは違って長文をただ読み上げるだけなので、なんとなく記憶に残りづらいパートでもあります。なので、あらかじめ話の展開を予想して聞いたりするのが有効になってきます。

Part4の対策や攻略法については『TOEIC Part4はコツをフル活用した解き方で攻略!リスニング満点が徹底解説』で詳しく解説していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

TOEICリスニング対策に本当に必要な教材5つ

最後に、TOEICリスニング対策におすすめの参考書と問題集を紹介します。

  • キクタンTOEIC
  • 中学・高校英語をもう一度
  • 公式問題集
  • リスニング精選模試2

これらを使って先ほど紹介したロードマップやPart特化の対策にまじめに取り組めば、TOEICリスニング400点以上は確実に取れるようになります。

リスニング対策の教材で何を選ぶべきか迷っている方は、今回紹介する教材をぜひチェックしてみてください。

キクタンTOEIC

キク(聞く)タン(単)という名前の通り、耳も使って単語を学ぶのがコンセプトの単語帳です。

リスニング力を高めるためには、意味を知るのと同時に発音も知る必要があるので、英単語の発音を知るにはピッタリの単語帳です。

まーたく

「もちろんリスニング対策だけじゃなく、TOEIC対策全般に使えますよ!

収録されている単語や熟語は、TOEIC公式問題集やさまざまなTOEIC教材を分析したうえで厳選されているので、重要な単語を重点的に学べるのもうれしいポイントです。

また500、600、800、990点向けとレベルごとに本があるので、自分のレベルや目標にあった英単語を勉強できるのもいいですね。

中学英語を/高校英語をもう一度わかりやすく

「もう一度わかりやすく」という名の通り、分かりにくい文法を誰にでも分かりやすいように解説するのがコンセプトの文法書です。

リスニング力を上げるためには、基本的な文法を瞬時に理解できるくらいの文法力が必要です。その点この文法書は、複雑な文法は一旦置いておいて、基本的な文法をとにかくわかりやすく解説してくれるので、文法が苦手な人でもすらすらと文法を理解できるようになっています。

まーたく

基礎文法を中心に、イラストを使いながらわかりやすく丁寧に教えてくれます。

リスニングはもちろんTOEIC全体を通して、中高レベルの英語力はスコアアップの大事な基礎になりますので、文法が苦手な人には絶対に手に取ってほしい文法書です。

公式問題集

created by Rinker
国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEICテストを開発しているETSという機関が作った、本番にもっとも近い問題集です。本番同様の問題が本番2回分収録されています。

この本は、TOEIC対策においてもっともおすすめな問題集です。なぜなら公式問題集は本番に限りなく近い問題集だからです。

  • TOEIC開発機関公式による問題集
  • TOEIC本番と同じナレーター
  • むずかしすぎず簡単すぎない絶妙なレベルの問題

と、公式ならではの特徴を持っているので、実践型のTOEICリスニング対策にぴったりの模試になっています。

まーたく

リスニングだけではなく、TOEIC全Partの対策にも使えるので、TOEICを受ける人は必ず持っておきたい1冊です。

ちなみに公式問題集は複数出版されていますが、最近の傾向がバッチリおさえられている最新版を使うのがおすすめです。

リスニング精選模試

こちらは、TOEIC満点講師の方が作問した500問もの練習問題が掲載されている問題集です。リスニングパートの模試がなんと本番5回分も収録されています。

問題の数が少ない問題集を何週もしていると、答えを覚えてしまったりしますが、その点こちらの問題集は500問もあるので安心して勉強に取り組めます。

また音声をダウンロードできて、再生速度を変えながら再生できるのもおすすめポイントの1つです。

まーたく

公式問題集ではないのでナレーターが若干違っていたり、本番よりもちょっと難しかったりしますが、それがむしろいいトレーニングになります。

公式問題集とセットで使ってとにかく圧倒的な量の勉強をして、TOEICリスニングへの対応力を上げるのがおすすめです!

まとめ:TOEICリスニング400点は適切な順番で到達可能!

この記事では、TOEICリスニングで400点以上を取るために必要な知識とロードマップ、そして各Part特化の攻略法について解説してきました。

この記事のおさらい

  • TOEICリスニング400点の正答率とレベル感
    TOEICリスニング400点の正答率
    TOEICリスニング400点のレベル感
  • 【前提知識】リスニング400点レベルのリスニング力を身につけるために必要な知識4つ
    ①発音の基礎について
    ②単語の意味と発音
    ③中高レベルの基礎的な文法
    ④英語の音声変化について
  • TOEICリスニングで400点以上を取るための学習手順
    ステップ1. 英語の発音の基礎を学ぶ
    ステップ2. TOEICによく出る単語の意味と発音を勉強する
    ステップ3. 基礎的な文法を勉強する
    ステップ4. 英語の音声変化について勉強する
    ステップ5. 公式問題集を解いて自分の弱点を洗い出し、分析する
    ステップ6. 弱点をつぶす
  • TOEICリスニングで400点を取るために知っておきたい Part別の攻略法・コツ
    Part1:写真描写問題
    Part2:応答問題
    Part3:会話問題
    Part4:説明文問題
  • TOEICリスニング対策に本当に必要な教材5つ
    キクタンTOEIC
    中学英語を/高校英語をもう一度わかりやすく
    公式問題集
    リスニング精選模試

TOEICで800点以上を目指しているのであれば、リスニングパートでできる限り点数を稼ぐことが重要です。

まーたく

リスニングで点を取ればとるほど、リーディングパートでの負担を減らせますからね。

今回紹介したロードマップと攻略法をマスターすれば、TOEICリスニングで400点以上を確実に取れるようになるので、この記事を何度も見返して1歩ずつステップアップしていきましょう!

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