どれだけ勉強してもTOEICのリーディングが伸びない…
TOEICのリーディングスコアを伸ばす方法を知りたい。
この記事ではこのような疑問にお答えします
この記事でわかること
- TOEICリーディングが伸びない原因
- TOEICリーディングが伸びない時の対策
- どんな対策をしても伸びない時に知っておきたいこと
この記事を書いている私は、1年間も勉強したのに伸びないどころか50点もスコアダウンしたことがあります。ですが今回紹介する内容を徹底したらTOEIC950点を2回連続で取れるくらいまで成長できました。
この記事を書いた人
伸びないからといってやみくもに勉強しても効果は出にくいです。
ですが今回紹介する内容を実践すればTOEICリーディングは確実に伸びていきますので、最後までしっかり読んでくださいね。
TOEICリーディングが伸びない原因5つ
リーディングが伸びない原因は、主に5つあります。
- 英語力が不足している
- 長文慣れしていない
- 各パートの正しい解き方・コツを知らない
- 間違った方法で勉強している
- 間違った参考書を使っている
伸びない原因によって適切な対策が変わってきますので、自分が伸びない原因は何なのかを意識しながら読んでみてくださいね。
それでは1つずつ解説していきます。
①英語力が不足している
まずはじめに、リーディング全体を通してスコアが伸びない場合は、英語力が不足していることが考えられます。
具体的には、語彙力と文法力の2つです。
語や文法を知らなければ文章を理解できず、正解を導き出せない問題が多くなるので、リーディング全体のスコアは伸びませんよね。
なのでリーディングが全体的に伸びていない場合は、英語力が不足していると言えるのです。
②長文慣れしていない
長文を読むことに慣れていないのもTOEICリーディングのスコアが伸びない原因の1つです。
なぜならTOEICリーディングのうち、長文を読んで答える問題であるPart6と7が70%を占めているからです。
「まずはPart5から勉強しよう」といっていつまでもPart5の勉強をしている人がいますが、むしろ長文から勉強した方がスコアアップしやすいです。
長文対策を後回しにしているのが、スコアが伸びない原因かもしれませんよ。
③各パートの正しい解き方・コツを知らない
各パートの正しい解き方やコツの理解が不十分なのも、TOEICリーディングが伸びない原因です。
なぜなら純粋な英語力があったとしても、各パートをすばやく正確に解くためのコツを活用しないと、たくさんの問題に解答できないからです。
TOEICリーディングは多くの問題をサクサク解いていくのが大切なので、効率的な解き方を知らないと伸び悩んでしまいます。
④間違った方法で勉強している
当然ですが、TOEICリーディングの勉強方法を間違えてしまうと思うようにスコアが伸びません。
勉強法を間違えている例として、具体的に以下のようなものがあります。
間違った勉強の例
- 問題を解くばかりで、あまり復習をしない
- 単語学習ばかりして、問題を解く回数が少ない
- 問題集ばかり解いて、模試を解かない
- 問題を解いたあと、答え合わせしかしない
たくさん勉強しているはずなのに点数がなかなか伸びないという人は、上の例のような勉強をしていないかチェックしてみてください。
ちなみに私が1年も伸び悩んだ原因は、問題集を解いてばかりで模試を解くのをおろそかにしていたからでした。
⑤間違った参考書を使っている
参考書選びに失敗しているせいで、どれだけ勉強しても思うようにスコアが伸びないのはよくあることです。
参考書選びに失敗している例は次の通りです。
参考書選びの失敗例
- あまりにもレベルが高い教材を使っている
- 大学受験用の参考書を流用している
- レビューが微妙な参考書を使っている
使う参考書によっては、TOEICスコアの伸びが良くも悪くも大きく変わります。
なので、勉強しているのにリーディングスコアが伸びない場合は、参考書選びに失敗している可能性も疑いましょう。
私はお金を惜しんで大学入試で使った参考書を使っていましたが、その結果たくさんの時間と労力をムダにしました…
TOEICリーディングが伸びないときにやるべき対策
TOEICリーディングが伸びない原因が分かったら、あとは適切な対策をするだけです。
そこでこの章では、TOEICリーディングが伸びないときにやるべき対策を紹介します。
具体的には下の5つです。
- 中高レベルの英語を一通り学び直す
- 長文を読むことに慣れる
- アウトプット型の勉強を取り入れる
- 各パートの解き方やコツを身につける
- 正しい参考書で勉強する
一つずつ解説していきますね。
①中高レベルの英語を一通り学び直す
リーディングが全体的に伸びていないと感じる人は、まずは中高レベルの英語を一通り学びなおしましょう。
なぜなら、基本的な英語が身についていないまま各パートの問題や模試を解くのは超非効率だからです。
例えるなら、公式を知らないのに数学の問題集を解こうとするようなものです!
なのでまずは中高レベル英語を学びなおしましょう。
具体的な勉強方法は次の通りです。
単語の勉強方法
週1回のペースで単語帳を何周もする
1週間で単語帳を1週。これを毎週繰り返すことで週1のペースで絶対に復習できるので、圧倒的なスピードで語彙力が身につきます!
また単語を覚えるときは次の2つも意識するのが大切です。
- 単語を映像やイメージと結び付けて覚える
- 覚えようとしている単語を使って文章を作る
英単語を効率よく覚える方法・コツについては、『【暗記が苦手でも大丈夫】TOEIC英単語の効率的な覚え方』で詳しく解説していますので、単語を覚えるのが苦手で苦労している人はぜひ参考にしてみてください。
文法の勉強方法
文法の効率的な学習ステップは以下の通りです。
- 文法書に付属している練習問題を解いて、弱点文法を洗い出す
- 明らかになった弱点を徹底的に勉強する
- 再度弱点文法の練習問題を解いて、実力チェック
この方法なら自分の弱点探しから対策まで取り組めるので、何から勉強したらいいか分からない人でも迷うことなく文法の勉強ができます!
文法の勉強法については『【TOEIC文法対策】勉強する順番と覚え方を徹底解説!おすすめ参考書も紹介』で徹底的に解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
②長文を読むことに慣れる
TOEICリーディングが伸びないときは、長文を読むことに慣れることも大切です。
先ほどもお伝えした通り、TOEICリーディング100問中70問は、長文を読んで答えるPart6と7でできています。
ということは、長文に慣れれば慣れるほど問題が理解でき、正解できる数も増えるということです!
長文に慣れるための具体的な手順は以下の通りです。
- 趣味に関する英文サイトを精読して英語への耐性と読解力を上げる
- TOEIC Part6,7で使われている長文を精読して読解力を上げる
- 上記2種類の文章をたくさん読んで、読解スピードを上げる
まずは趣味に関するやさしめの長文を使って英語に耐性をつけ、徐々にレベルアップしていくのがおすすめです。
いきなりTOEICで出てくるような長文を読んでも、難しいだけで楽しくないですからね。
長文に慣れるための方法については、TOEIC800点までの完全ロードマップの中で徹底的に解説しているので、長文慣れしてTOEICリーディングをグッと伸ばしたい人は要チェックです。
③アウトプット型の勉強を取り入れる
しっかり勉強しているのにTOEICリーディングが伸びない場合は、アウトプット型の勉強を取り入れてみましょう。
なぜなら伸び悩んだときに大切なのは、「自分はどの部分が分かっていないのか」を一旦ハッキリさせるのが大切だからです。
おすすめなアウトプット型の学習法は、中学生に教えるつもりでTOEICの問題を自分なりに解説する方法です。
自分の言葉で問題解説をするとこんなメリットがあります。
自分の言葉でTOEICの問題を解説するメリット
- 理解できていない点、知識があいまいな点に気づける
- 分かっている「つもり」の問題に気付ける
- 説明する過程で英語への理解が深まる
中学生でもわかるくらい噛み砕いた説明を考える過程で、うまく説明できない場所があればそこがあなたの弱点だということ。
そうやって明らかになった弱点部分の知識を補強するように勉強すれば、効率よくスコアを伸ばせます。
スコアが停滞すると、とにかく知識を増やそうと必死になってしまいますが、一旦立ち止まって自分の弱点を把握するのも大切ですよ。
④各パートの解き方やコツを身につける
TOEICリーディングで伸び悩んだときは、各パートの解き方やコツを身につけるのも大切です。
このブログでは、TOEIC各パートの解き方やコツを徹底的に解説している記事を用意しています。
各パートの攻略記事一覧
できるだけ多くの問題をサクサク解くためには必須の知識なので、伸び悩んでいる方は必ずチェックしておきましょう!
⑤正しい参考書で勉強する
最後に、TOEICリーディングの伸び悩みを打破するためには、正しい参考書を使って勉強しましょう。
具体的には次の3つを満たしている参考書がおすすめです。
- TOEIC対策に特化しているもの
- 自分のレベルに合っているもの
- ある程度世間から評価されているもの
ちなみにTOEIC950点の私が特におすすめしたい参考書は次の通りです。
TOEICリーディング対策におすすめの参考書
- 単語:キクタンTOEICシリーズ
- 文法:TOEIC文法でる1000
- 模試:公式問題集
おすすめな理由は下記の記事にまとめていますので、参考書を変えようと思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
どんな対策をしても伸びない時に知っておきたいこと3つ
原因と対策を紹介してきましたが、それでも伸びないこともあると思います。
そんな方のために。どんな対策をしても伸びないときに知っておいてほしいことを紹介していきます。
具体的には下の3つです。
- 間違えた原因を深堀りして分析するのが大事
- 誰にでも必ず停滞期はある
- どうしても伸びない人は、コーチングを利用するのもあり
それでは1つずつ紹介していきますね。
①間違えた原因を深堀りして分析するのが大事
復習をするために間違えた原因を把握することは大事です。ですが伸び悩みの壁を破るためには、間違えた原因を深堀りする方がもっと大切です。
- 文章の意味が分からなかった
- 選択肢の意味を勘違いしていた
- どの選択肢も正しいように思えた
- 答えの根拠になる文章を探せなかった
このような原因分析でもいいのですが、伸び悩んでいるのならもっと詳しく分析してみましょう。
- なんで文章の意味が分からなかったんだろう
- なんで選択肢の意味を勘違いしちゃったんだろう
- なんでどの選択肢も正しいように思えたんだろう
- なんで答えの根拠になる文章を探せなかったんだろう
なんで?を繰り返して、間違えてしまう本当の原因を突き止めてみましょう。本当の原因が分かれば、もっと効果的な対策が可能になります。
ただひたすら間違えた問題を復習していたり、表面的な原因だけに注目していた人は、間違えた原因を深掘りしてみてくださいね。
②誰にでも必ず停滞期はある
どれだけ勉強してもスコアが伸びない場合は、停滞期なのかもしれません。誰にでも必ず停滞期があります。
停滞期が来て、停滞期を抜けたときに大きく成長する。そしてまた停滞期が来て…の繰り返し。それが学習です。
停滞期のことを専門用語で、プラトー期といいます。専門用語があるくらい一般的なことなんですね。
停滞期は、脳が勉強した知識を脳が整理している期間です。整理が終わると応用力が身に付き、情報の処理スピードも高まるので急成長につながるのです。
ですからスコアが伸びなくなったからといって、そこが自分の限界だと決めつけないようにしましょう。なぜなら停滞期を抜けた先に急成長が待っているからです。
そして肝心の停滞期を抜ける方法はズバリ、アウトプット式の学習も増やすことです。
本記事内でもすでに紹介しましたが、中学生に教えるつもりでTOEICの問題を自分なりに解説する方法がおすすめです。
自分の言葉でTOEICの問題を解説するとこんなメリットがあります。
自分の言葉でTOEICの問題を解説するメリット
- 自分に足りない知識に気づく
- 今まであいまいだった知識がハッキリする
- 自分の言葉にする過程で、知識が整理されていく
伸び悩んだときは「知識が足りないんだ」と思ってしまいがち。ですが、停滞期にインプットする量を増やしてしまうと頭の中の情報を整理できず、停滞期が長引いてしまいます。
なので「もしかして停滞期かも」と思った場合は、アウトプット式の勉強を取り入れて早く抜け出せるように頑張りましょう!
③どうしても伸びない人は、コーチングを利用するのもあり。
なにをやっても伸びない。もう挫折しそう…
という人は、TOEICのコーチングを受けるのも選択肢の一つです。
TOEICのコーチングとは、こんなサービスです。
TOEICのコーチングとは
- あなたの弱点を分析して、あなた専用の学習プランを作ってくれる
- 今のあなたに最適な勉強方法を教えてくれる
- あなたが疑問に思っていること、悩んでいることすべてへのアドバイスをくれる
- 挫折しそうになった時に、心のサポートをしてくれる
TOEICで伸び悩む原因は人それぞれです。なので、もちろん人によって対処法も変わってきます。でも、自分にとっての対処法を見つけられないから苦労するんですよね。だからこそ自分に特化した対策を教えてくれる、TOEICコーチングがおすすめなのです。
勉強法自体はネット上でいくらでも調べられるのにスコアが伸びないのは、自分に合った方法がわからないからですよね。
コーチングを利用すれば、「どの勉強方法がいいんだろう?」と悩んでいる時間をなくしたり、コーチの手を借りて停滞期を早めに抜けられるので、最短距離でTOEICのスコアを伸ばすことができます。
なので、どうしてもTOEICのスコアが伸びないと悩んでいる人は、思い切ってTOEICコーチングを利用するのをおすすめします。
TOEICコーチングについてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ:間違える原因の特定→対策で、TOEICリーディングは伸ばせる!
今回はTOEICリーディングが伸びない原因と対策を紹介してきました。
本記事のおさらい
- TOEICリーディングが伸びない原因5つ
①英語力が不足している
②長文慣れしていない
③各パートの正しい解き方・コツを知らない
④間違った方法で勉強している
⑤間違った参考書を使っている - TOEICリーディングが伸びないときにやるべき対策
①中高レベルの英語を一通り学び直す
②長文を読むことに慣れる
③アウトプット型の勉強を取り入れる
④各パートの解き方やコツを身につける
⑤正しい参考書で勉強する - どんな対策をしても伸びない時に知っておきたいこと3つ
①間違えた原因を深堀りして分析するのが大事
②誰にでも必ず停滞期はある
③どうしても伸びない人は、コーチングを利用するのもあり。
伸び悩んだ時は、伸び悩んでいる原因をハッキリさせて適切な対策をする必要があります。
原因をピンポイントで把握して正しい対策ができていれば必ずスコアは伸びていくので、この記事で紹介した方法を試してみてくださいね。
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