TOEICの勉強をしようと思うんだけど、何をどう勉強したらいいかわからない…
限られた時間でも効率的にスコアアップする勉強方法は何だろう?
このようにお悩みの方へ、以下について解説していきます。
本記事の内容
- 社会人がTOEIC学習をするときのマインドセット
- 社会人がやってはいけないTOEIC学習の方法
- TOEIC学習で最初にやるべきこと
- 具体的なTOEICの勉強方法
- 伸び悩んだときの対処法
- モチベーションを高く保って勉強する方法
この記事を書いている私は、普通に働きながらもTOEIC950点を2回連続で取った経験があります。
キャリアアップなどのためにTOEICの勉強をやろうと思っても、何をどうやって勉強していけばいいのか分かりませんよね。それに仕事もあるので勉強に使える時間も限られています。
そこで本記事では、忙しい社会人でも効率よくスコアアップを達成するための勉強法やマインドセットを解説していきます。限られた時間で効率よくTOEICスコアを伸ばしたい人は、ぜひ参考にしてみてください!
社会人がやってはいけないTOEIC勉強法2つ
まずは社会人がやってはいけない勉強法を紹介します。
時間がない社会人だからこそ、いかに正しい方法で勉強できるかどうかで数か月後のTOEICのスコアが大きく変わってきます。
しかし、多くの人が間違った方法で勉強しているのも事実です。そこでこの章では、社会人がやってはいけないTOEICの勉強法を紹介していきます。
具体的には下の2つです。
- インプット型の勉強ばかりやる
- 「なんとなくよさそうだから」で勉強法を選ぶ
なぜやってはいけないのかをそれぞれ解説していきますね。
①インプット型の勉強ばかりやる
インプット型の勉強ばかりやるのは、とっても効率が悪いです。
日中働いていて帰ってくると時間がないから、とりあえず参考書などをパラパラとめくって勉強した気になっていないでしょうか。
参考書を開くだけでも確かに偉いです。ですが本当にスコアを上げたいのであれば、自分に厳しくしてでも実際に問題を解かなければいけません。なぜなら自分なりに答えを考えて答え合わせをした方が、参考書を見るだけよりも圧倒的に学習内容が記憶されやすくなるからです。
時間がないからとりあえず参考書に目を通すのではなく、時間がないからこそ問題を解くようにしましょう。
②「なんとなくよさそうだから」で勉強方法を選ぶ
社会人は、「なんとなくよさそうだから」という理由で勉強方法を選んではいけません。なぜなら一見効果がありそうでも、自分の弱点を克服するために最適な勉強法だとは限らないからです。
例えばリスニングが苦手だからといって、とりあえずシャドーイングをする人がいます。ですがその人の本当の弱点が、「英語の音を聞き取れない」だとしたら、シャドーイングをやっても効果は出ません。なぜならシャドーイングは、ある程度英語を聞き取れる人が英語の速さに慣れるための勉強法だからです。
このように「なんとなくよさそうだから」という理由で勉強法を選んでいては、いつまでたっても結果が出なくなってしまいます。
なので時間が限られている社会人は、「なんとなくよさそうだから」という理由で勉強方法を選ぶのはNGなのです。
TOEIC学習で最初にやるべきこと2つ
TOEICの勉強に取り組む前に、まずはやるべきことがあります。それが以下の2つです。
- 目標を明らかにする
- 自分の弱点を把握する
この2つをやっておくことで、勉強の効果がグッとアップするので必ずやるようにしましょう。
それではそれぞれ解説していきますね。
①目標を明らかにする
まずは目標を明らかにしましょう。なぜなら目標がはっきりすれば、「何を、いつまでに、どれだけ勉強すればいいか」がハッキリするからです。
よく「〇〇点取る。これが目標です!」という人がいますが、これだけでは目標として十分ではありません。目標があいまいだと、あいまいな行動しか取れません。
なので下記のことをハッキリさせた目標を立てましょう。
目標を立てるときに決めるべきこと
- いつまでに
- なんのために
- 何点とるのか
- リスニングでは何点とる?
- リーディングでは何点とる?
ここまでハッキリさせておけば、自分が「何を、いつまでに、どれだけ勉強すればいいか」がハッキリして行動に迷いがなくなります。
TOEICで成果を出せない人は、勉強している途中で迷子になって、なんとなくダラダラと勉強している人が多いです。
そうならないために、勉強を始める前にできるだけ具体的な目標を立てるようにしましょう。
②自分の弱点と勉強すべき内容を把握する
目標をハッキリさせたら、次は自分の弱点を把握しましょう。なぜなら自分の弱点を把握することで、スコアを伸ばすために学ぶべき内容が分かり、効率的にスコアアップできるからです。
自分が何を分かっていないかも分からない状態で勉強するのは、モチベーション的にも効率的にも本当に危険です。
では具体的にどうやって弱点を把握するのかというと、本番と同じ条件で模試を解くのが一番効果的です。
- 2時間でリスニング100問、リーディング100問の計200問
- 解答用紙はマークシート
- 時間きっかりで解くのをやめる
このような条件で、模試を最低でも2回分解きましょう。最低2回は解くことで、下記のような弱点が明らかになります。
模試を解いて明らかになる弱点
- 正解を導く方法が理解できていないけど、なぜか正解した問題
- 正解を導く方法を理解しているけど、間違えてしまった問題
- 正解を導く方法を理解していなくて、間違えてしまった問題
これらの問題にはマーカーを引くなりして、自分の弱点だということが一目でわかるようにしておきましょう。
そうしたら次はこれらの問題を徹底的に分析して、あなたが勉強すべきことを洗い出していきます。勉強すべきことを探し出すためには、下記のようなことを考えながら先ほどの問題の分析をしましょう。
分析のコツ
- なぜ間違えてしまったのか
- 何を知っていれば正解できていたか
- 自信をもって正解するにはどんな知識が必要なのか
ここまでやれば、あなたの手元には弱点分野とスコアアップするために勉強すべき内容が形となって残ります。
ここまでやるのは正直手間ですが、自分の弱点と勉強すべき内容が明らかになれば、あとはそれを1つずつなくしていくだけという状態になります。こうした方が何が分からないかも分からない状態で、片っ端から英語を勉強していくよりも圧倒的に成長スピードが速くなるのは当然ですよね。
時間が限られている社会人だからこそ、自分の弱点と勉強すべき内容を徹底的に分析して、後の勉強を効率的に進められるようにしましょう。
リーディングの勉強法3つ
この章では弱点を分析した結果、リーディングが苦手だと分かった人のために、リーディング力を伸ばすための勉強法を解説していきます。
とはいえ一言でリーディングが苦手といっても、苦手な原因は下記の3つに分類できます。
- 知らない単語が多い
- 知らない文法が多い
- 長文を理解するのが苦手
なのでこの章では、それぞれの苦手を克服するために効果的な勉強法をご紹介していきますね。
①単語の勉強法
覚えていない単語が多い場合は、単語学習をしましょう。
そんなの当り前じゃないですか。単語学習をしても覚えられないから苦労しているんですよ。
そんな人は、下記の3つを意識して単語学習をしましょう。
- 単語を映像やイメージと結び付けて覚える
- 覚えようとしている単語を使って文章を作る
- 適切なタイミングで復習する
これらすべてに共通しているのは、覚えようとしている英単語を長期記憶として覚えることに特化している点です。
何か新しいことを学んだとき、その情報は短期記憶として「とりあえず」脳に保管されているだけなのですぐに忘れてしまいます。ですが単語学習の方法を工夫して、覚えようとしている単語を長期記憶として保管できれば、半永久的に記憶しておけます。
そのため効果的な勉強方法が、上で紹介した3つの方法というわけです。
英単語を効率よく覚える方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、単語を覚えるのが苦手で苦労している人はぜひ読んでみてください。
あと意外と知られていないのが、単語帳の正しい使い方。
何も考えずにに単語帳を使っていては、時間がもったいないです。時間が限られている社会人は、自分が覚えていない単語をピンポイントで勉強する必要があります。
そのために役立つのが、次の2つです。
- 付箋
- 正の字
この2つを活用すれば、自分が勉強すべき単語だけがひと目でわかる単語帳ができあがり、普段の単語学習の効率が爆上がりします。
単語帳の正しい使い方についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、なんとなく単語帳を使っている人は参考にしてみてください。
②文法の勉強法
分からない文法が多い人は、当然ですが文法の勉強をしましょう。とはいえ一言で文法の勉強といっても、どの文法を勉強すればいいかが分からない人も多いと思います。
結論を言うと、勉強するべき文法はあなたが理解できていない中学・高校レベルの文法です。
その苦手な文法が何か分からないから困ってるんですが…
そんな人は、下記の3ステップで文法の勉強をしましょう。
- 文法の基礎を一通り勉強する
- 時間を気にせず練習問題を解いて、自分の弱点文法を明らかにする
- 明らかになった弱点を徹底的に勉強する
文法勉強の何が大変って、文法学習の終わりが見えないことなんですよね。どれだけ勉強しても、次々分からない文法が出てきて、勉強するのに疲れてしまう。
そのような事態を避けるためには、まず最初に自分が分からない文法を全て洗い出すのが効果的です。
中高レベルの基本文法を一通り学んで、参考書を1週し終わったら実際に模試を数回分解いてみる。そして答え合わせをすることで、参考書で勉強した段階では理解できていなかった文法が明らかになります。そしたら後は、理解できていない弱点文法を重点的に勉強していくだけです。
弱点把握→対策。このサイクルを回すのがTOEIC対策で重要になってきます!
文法の勉強法については、下記の記事で詳しく解説していますので、文法が苦手な方はぜひ読んでみてください。
③長文の勉強法
長文が苦手な人には残念なお知らせがあります。それは何かというと、長文の勉強は実際に英文を読むことでしか鍛えられないということです。
とはいえそれではあまりにも無責任なので、少しずつ長文に慣れていく方法をご紹介しますね。
結論から言うと、あなた自身が好きな分野の英語サイトを読むのがおすすめです。
たとえ英文でも自分が好きな分野であれば、読んでいて楽しいですし内容も理解しやすいはずです。本当にどんなサイトでも大丈夫ですよ。
- 映画が好き→映画の情報サイト
- 音楽が好き→音楽の情報サイト
- スポーツが好き→スポーツ情報サイト
- ガジェットが好き→ガジェット情報サイト
自分が好きな分野の英文サイトを読み続けていれば、内容が理解しやすいこともあって英語を読むこと自体にだんだんと耐性が付いてきます。
そして英語を読むこと自体に慣れてきたら、ニュースなどの難しい長文にも挑戦してみましょう。英語を読むこと自体には慣れているので、難しい内容でも語彙力があれば問題なく理解できるようになっているはずです。
自分は映画とゲームの情報サイトばかり読んでました。それでも結果的にリーディングで460/495点も取れるくらいの長文読解力が身につきました。
長文対策は長文を読むことでしか鍛えられませんが、どんな長文を読むかは自分で決められます。なので長文が苦手なら、自分が好きな分野の英文サイトを読むことから始めるのをおすすめします
リスニングの勉強法3つ
この章では弱点を分析した結果、リスニングが苦手だと分かった人のために、リスニング力を伸ばすための勉強法を解説していきます。
一言でリスニングが苦手といっても、苦手な原因は下記の3つに分類できます。
- 単語の発音が分からず、英語が聞き取れない
- 音声変化が分からず、英語が聞き取れない
- 発音は分かっていても、速度についていけなくて英語が聞き取れない
なのでこの章では、それぞれの苦手を克服するために効果的な勉強法をご紹介していきますね。
①単語の発音が分からなくてリスニングできない場合の勉強法
単語の発音がわからなくて聞き取れない場合は、単語学習の仕方を工夫したり実際に英文を音読するのが効果的です。
ほとんどの単語帳には音声をダウンロードできるようになっていて、どこでも音声を聞くことができます。なので単語を覚えるときは、文字だけ見るのではなく音声も聞くことで単語の発音も同時に知ることができます。
もう意味を覚えている単語がたくさんあって、勉強しなおすのがめんどくさいんですが…
その場合は英文を音読して、音読した後にお手本を聞くのがおすすめです。自分で発音を予想して音読し、そのあとでお手本を聞くことで、間違って予想していた発音が強烈なインパクトとなって脳に記憶されるので効率よく発音を勉強できます。
使う英文はリスニングの台本でOKです。リスニングの台本であれば音声が用意されているので、音読→お手本のサイクルを高速で回して、どんどん発音を学べるのでおすすめです。
②音声変化が分からなくて聞き取れない場合の勉強法
音声変化が分からなくて聞き取れない場合は、音声変化に慣れることが必須です。
そもそも音声変化ってなんですか?
音声変化とは、英語が文章として読まれるときに本来の発音が変化する現象のことです。
shut upがシャラップって読まれるあの現象です。
音声変化しない文章がないくらい一般的なものですが、日本の教育では学ばない内容なので、音声変化に対応できない人が量産されてしまっています。ただしその分、聞き取れるようになればリスニング力が飛躍的にアップします。
その音声変化を具体的な勉強方法は以下の3つです。
- 音声変化について勉強する
- オーバーラッピング
- ディクテーション
音声変化に対応できるようになるためには、まずは音声変化のパターンを知りましょう。
音声変化のパターン3つ
- 連結・同化(リンキング)
- 脱落(リダクション)
- 変形(フラッピング)
それぞれ軽く説明していきますね。
連結・同化(リンキング)
音と音がつながる音声変化のこと。
【例】
- My name is…→マイネーミズ
- Thank you.→センキュー
- keep up→キーパップ
脱落(リダクション)
音が脱落したり、限りなく弱く発音される音声変化のこと。
【例】
- Good bye→グッバイ
- Let me… →レッミー
- gas station→ガ(ス)ステーション
変形(フラッピング)
語中の “t” が、ラ行とダ行の間のように発音される音声変化のこと。
【例】
- water→ウォーラー
- get it→ゲリッ
- shut up.→シャダップ
音声変化について詳しく学べる記事はこちらです。もう少し詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
音声変化は文章を読んでいても、実際に音声を聞かなければ気づくことができません。
ただしただ音声を聞くだけでは効果がありません。
そこで効果的なのが、次の2つの勉強法です。
- 台本を自分なりに音読してからお手本と一緒に読む、オーバーラッピング
- 英語の音を1つ1つ細かく聞き取る、ディクテーション
オーバーラッピングは台本を見ながら読むので初心者向け。
ディクテーションは音声だけを頼りに聞き取る練習なので中級者向けです。
それぞれの詳しい方法を下記の記事で紹介しているので、ぜひ自分のレベルにあっている方の記事を読んでみてください。
③読まれるのが速すぎて聞き取れない場合
音声が速すぎてついていけないことが多い場合は、自分が聞き取れる速度よりもちょっとだけ早い速度でリスニング練習を繰り返しましょう。
そしてその速さに慣れてきたら、本来の速度に近づけていきましょう。
2倍速とかで聞いてから通常の速度に戻す方法も試しましたが、効果は実感しづらかったす。
自分が聞き取れるか聞き取れないかぐらいの速度で英語を聞き続けることのメリットは、頭をフル回転させられることです。
聞き取れるか聞き取れないかぐらいの速度だと、「今○○って言ったかも。」「やっぱり言ってた!」と、今ある知識とスキルをフル活用して英語を聞き取ろうと努力できます。
2倍速とかで聞くと、「うわ、めっちゃ速い…」としか思わないんですよね。
再生速度を調整してリスニングをすると、聞き取れる英語が増えていく感じが気持ちよくなってリスニングに対する苦手意識が薄れていくのもおすすめポイントです。
英語そのものが理解できてきたらTOEIC力も上げていく
これまでに紹介してきた勉強法で苦手な分野をなくしていけば、TOEIC本番の問題を時間制限なしで解けば800点、いや900点すら余裕で超えられるくらいの英語力は身につきます。
ですが忘れてはいけないのが、TOEICは英語を正確に理解できるだけではスコアが伸びないということ。なぜなら、TOEICは下記のような独特な試験だからです。
TOEICの特徴
- リスニング音声を聞く→選択肢を読む→考える→答えるのサイクルを高速で回す
- リーディングは75分で100問も解かなければいけない
- 異なる2,3個の文章に書かれている情報を集めて、1つの問題に答える問題がある
などなど
なので身につけた英語力をスコアにつなげるには、TOEICの問題形式に慣れる必要があります。
そしてTOEICに慣れるためには、ひたすら模試を解くしかありません。ただし思考停止で模試を解くのではなく、下記のようなことを身につけることを意識しながら、より効率的にTOEICに慣れることができます。
模試を解くときに身につけるべきもの
- 自分にあった各Partの解き方
- リスニングのテンポへの対応力
- リーディングの時間配分
- 2時間集中力を切らさないスキル
純粋な英語力とこれらのTOEIC力の両方を身につければ、TOEICで800点、900点を取ることも充分可能なレベルに到達できます。
ちなみにTOEIC対策で使う模試のおすすめは、公式問題集です。
TOEICの試験問題を開発しているETSという機関が作っている問題集なので、信頼性はばっちりです。本番と同じ音声でリスニングできたり、絶妙な難易度の問題など、公式でしかありえない質の問題集なので、TOEIC対策をするなら必ず持っておきたい一冊です。
ちなみに、公式問題集には正しい使い方が存在します。その方法については下記の記事で解説していますので、公式問題集を使ってTOEIC力を上げたい方はぜひ読んでみてください。
【リスニング・リーディング別】伸び悩んだ時に見直したいこと
TOEICを勉強していると、伸び悩む時期に直面することがあります。
この章ではそんなときに見直したいことを
- リーディング
- リスニング
の2つに分けて解説していきます。
伸び悩んでいる人はぜひ読みすすめてください。
リーディングが伸びないとき
リーディングが伸びないときは、以下の3つを改めて見直しましょう。
- 語彙力が足りているか
- 文法力が足りているか
- TOEICの問題形式には慣れているか
本来はこの3つがしっかりしていれば、TOEICのスコアはしっかりと伸びていくはずです。つまり伸び悩んでいるということは、上の3つのうちどれかが欠けているということ。
どれが不足しているのかを知るためには模試を解いて、自分の弱点を再び探すのがおすすめです。そして見つかった弱点を改めてつぶしていけば、ゆっくりでも確実にスコアは伸びていきます。
ただし、どれだけ勉強しても停滞期が存在するのも事実。停滞期に入ったと感じるときは、インプット式の勉強よりも、誰かに教えるようにTOEICの解説をする勉強などをして、頭の中の知識を整理するのがおすすめです。
リーディングが伸びないと感じたときの対処法はこちらの記事で詳しく解説しているので、伸び悩んでいる人はぜひ読んでみてください。
リスニングが伸びないとき
リスニングが伸びないときは、なぜリスニングが苦手なのかをもう一度徹底的に分析しましょう。
上のほうでも紹介したようにリスニングができない理由は以下の3つに集約されます。
- 単語の発音が分からず、英語が聞き取れない
- 音声変化が分からず、英語が聞き取れない
- 発音は分かっていても、速度についていけなくて英語が聞き取れない
これらのうちどれが欠けているのかを知るためには、練習問題を解いて以下の3つを徹底的に分析しましょう。
- なぜ聞き取れないのか
- どこが聞き取れないのか
- 何が分かれば聞き取れるようになるのか
これらを徹底的に分析して、自分の本当の弱点をハッキリさせる。そしてその弱点をつぶしていく。
このサイクルを何度も何度も繰り返すことで、リスニングの弱点がどんどんなくなってスコアが上がるようになるので、根気よく弱点把握→対策を繰り返してきましょう。
リスニングが聞き取れないときの基本の対策を下記の記事で解説しているので、リスニング対策を詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
TOEIC学習のモチベーションを維持する方法
TOEICを勉強していると、モチベーションが下がってくることが多々あります。
モチベーションが上がらないと、勉強すること自体がつらくなってきますが、スコアアップのためには、なんとかモチベーションを上げて頑張らなければいけません。
そんなときにおすすめなのが以下の3つです。
- 目標スコアと期限、スコアアップの目的を再確認する
- 常に正しい方向に向かった努力をする
- 目標スコアを取ったあとの姿を想像する
TOEIC学習は効果が出るまでに時間がかかるので、どうしてもモチベーションが下がってきがちです。
だからこそ、目標スコアと期限、そして何のためにスコアアップするのかを再確認して自分を奮い立たせ、さらに目標スコアを取った後の自分の姿を想像して、モチベーションを上げていきましょう。
そして常にあなたに合った勉強方法で、正しい方向に向かって努力していけば、早くスコアが伸びて、勉強が楽しくなる。そして勉強がはかどり、さらにスコアが伸びるという好循環に突入できます。
なので先ほど紹介した3つのことを意識して、モチベーションを保ちつつ勉強続けていきましょう。
モチベーションの保ち方と、勉強を継続するコツをこちらの記事で詳しく解説していますので、やる気が落ちてきたときは読んでみてくださいね。
最短で確実にTOEIC800点以上を取りたいなら、コーチングがおすすめ
この記事では、すべて実践すればTOEIC800点は確実に取れる自信があるノウハウを紹介してきました。とはいえ、1人だけでは難しいステップが含まれているのも事実。
とくに自分の弱点を発見するステップは、TOEIC学習の成功を左右する超重要なステップですが、初めてやる場合は結構苦戦しがちです。
とはいえ弱点の把握を正確にできないと、その後数か月間の勉強時間がムダになることも珍しくありません。
「自分はそれで半年間をムダにしました。半年も勉強したのに上がったのは15点だけ… 」
ですから最短期間で確実にTOEIC800点以上を取りたいのであれば、TOEICコーチングを利用するのがおすすめです。
TOEICコーチングとはこんなサービス
- あなたの弱点を分析し、専用の学習プランを作ってくれる
- 学習の進捗に応じて、学習プランを調整してくれる
- TOEIC学習を進める上での悩みや疑問に答えてくれる
- TOEIC学習の心の支えをしてくれる
正直、英語の文法や熟語などはネットで調べればいくらでも勉強できてしまいます。それなのにスコアが上がらなくて困る人が多いのは、「自分の場合は何を、どれだけ、どうやって勉強すべきか」が分からないからなのです。
逆にそれさえ正確に把握できて、勉強を継続できれば、TOEIC800点以上を取ることは難しくありません。
TOEICコーチングでは学習プラン設計から、疑問の解決、さらにはTOEIC学習の継続まですべて徹底的にサポートしてくれるので、確実にスコアアップできる仕組みが出来上がっているのです。
なので、最短で確実にTOEIC800点以上を取りたいなら、TOEICコーチングを利用するのがおすすめです。
下記の記事でおすすめのTOEICコーチングサービスを厳選して紹介していますので、最短で確実にスコアアップしたい人はぜひ参考にしてください。
最後に:正しい努力を積み上げればTOEIC800点は必ず取れます!
この記事では社会人がやるべき勉強方法を紹介してきました。
本記事のおさらい
- 社会人がやってはいけないTOEIC勉強法2つ
- ①インプット型の勉強ばかりやる
- ②「なんとなくよさそうだから」で勉強方法を選ぶ
- TOEIC学習で最初にやるべきこと2つ
- ①目標を明らかにする
- ②自分の弱点と勉強すべき内容を把握する
- リーディングの勉強法3つ
- ①単語の長期記憶化
- ②弱点文法の把握→対策
- ③好きな分野の英文を読んで長文対策
- リスニングの勉強法3つ
- ①単語帳の音声&音読
- ②音声変化について学び、オーバーラッピング・ディクテーション
- ③聞き取れるか聞き取れないかぐらいの速さで繰り返し練習
- 英語そのものが理解できてきたら模試を使ってTOEIC力も上げていく
- 最短で確実にTOEIC800点以上を取りたいなら、コーチングを利用するのがおすすめ
TOEIC学習は弱点把握→対策のサイクルを回すことが重要です。しかしその効果の高さを左右するのは、弱点を正確に把握できているかどうか。そしていかに適切な対策をできるかです。
今回紹介した勉強法を確実に実践して正しい努力を積み上げれば、TOEIC800点以上取れるのもそう遠い未来ではありません。
特に弱点を把握するステップは非常に重要なので、ていねいに分析しながら進めてみてください。
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